師走か…2013/12/01 23:23

いろいろあった11月が終わって早くも師走か。

毎月毎月淡々と仕事をして診療報酬の請求をして白浜に帰ってでも白浜の時間はあっという間に終わってまた仕事しての繰り返しだ。

歳をとったらもうすこしいろんなことをしたいと思っていたが、しかし実際には変化がない。

はぁぁ。

肌荒れの季節2013/12/02 19:41

こう見えても私は肌が弱いのである。

メッキのメガネ枠だと夏に耳の前に線状の発赤ができるし、パンツのゴムが強いと腹回りに赤い線ができる。だからメガネ枠はチタンか樹脂しか選ばない。パンツは刺激の少ないバンドのものだ。いまのところ、ユニクロのAirismは夏用だけでなく、肌触りや腰の締め付けがちょうどよいので、シャツやステテコはヒートテックの季節でもパンツは夏のままにしているのである。

で、冬になって空気が寒冷乾燥してくると、みごとにバサバサの肌になって痒い痒いになる。皮膚は粉をふく。掻くとキズになってまた痒くなる。いやな季節だ。

厚顔無恥のような見た目なのに、じつは私は心と同じように肌も戦災なのである(わっ、誰やっ、石を投げたのはっ)。

風雲急を告げる2013/12/03 23:06

政治や国際問題には直接無関係であまり興味がない私でさえ、ここ最近のめまぐるしい動きには注目せざるをえない。

「風雲急を告げる」とはいまのようなことを言うのではないだろうか。などと思っていたらさらにまた北朝鮮での権力構造の激変の情報の報道だ。

何十年かあとの近代史の授業で2013年から2014年あたりが大きく取り上げられるようになるかもしれない。

WBSで『海外不動産は「買い」か?』のテーマをやっていたが、こんなに国際情勢が不安定なときに海外の不動産に手を出そうという人がいるのは(なんぼお金を持ってるからといっても)理解できない。もっとも、そういう富豪のことなんか私には分からなくて当然か。

アベノミクスで景気がよくなりつつなどと言われているが、私はかつてバブル期にも普段と変わらず生活していて、儲けもしなかったが損もなしという経験を踏まえて、いままでどおり自分のペースを守っていくだけである。

比叡山に行ってきた2013/12/04 22:51

今年の5月から始まった市内の曹洞宗岡本寺での「二十五三昧会」の研修旅行とのことで、二十五三昧会のルーツである比叡山延暦寺へいってきた。

仕事がらあまり仏教と関わりを広言できないときが続いていたのだが、在宅看取りの機会が増えたいまは遠慮なく医療者と(仏教を中心とした)宗教家と仲良くなりたいと思っていて、今回はもともと親しくしていただいていたお寺のツアーに乗せていただいた形。

私の家は真宗大谷派(東本願寺)であるが、仲のよいお寺さんは曹洞宗、そして今日お参りした延暦寺は天台宗。私は宗派に節操がないのである(笑・冗談ですよ)。

しかし比叡のお山は、そこで修行してのちに今日まで連綿と続く宗派の創始者が多い。親鸞さんも、もちろんだ。

ツアーではふだんは参拝できない状況を作っていただいたりして、じつにきわめて有意義な一日であった。

      冷えびえと床 永久(とわ)の灯明

東堂の根本中堂での武玉川。

生命保険をどうするかね2013/12/05 21:03

若いころに「もしものため」と入っていたいくつかの生命保険。

60歳すぎに満期という「はるか未来」と思っていたのに、数年前から現実に満期になってきた。そして、それとともに保険会社の下取り売り込みが激しくなってきている。

子どもたちは独立し、相棒は自立できるだけのものを持っていて、さてこれからまだ保険金(歳をとってるから安くない!)を払ってまで入っておく必要があるのか。

私のような個人営業では、休んだときの所得補償は必要だと思うから、医師会関係のそれには入っている。しかし生命保険はなあ。自分が受け取れるわけではなし…。それなら満期返戻金を受け取っておいていわゆる「運用」するほうがいいのかと思ったりして。

ま、いずれにしても「下取り買い換え」だけはしないと決めているのである。

スチームクリーナー2013/12/06 23:22

ホームセンターで安い家庭用のスチームクリーナーがあったので購入した。家屋も歴史を刻むといろいろと汚れが目立つようになり、師走になって掃除したいのであるが、積年の汚れはなかなかしつこい。スチームでお掃除という惹句につい買ったものだ。

で。

もともとお休みの今日は築12年のマンションの自宅でずっと気になっていたところのスチームクリーナーによる徹底掃除。

ちょっと満足と不満が交錯中だ。

しょせん家庭用。まず不満は連続運転ができない。スチーム噴射していても、時間が長くなると蒸気が枯渇(笑)。しばらく復活を待たねばならない。そして、タンクに満たすのは300mLの水だが、集中して作業しているとけっこう短時間になくなる。すると温度が下がるのを待って水を補給し再起動して沸騰するまで待たねばならないのだ。

まあ5千円でお釣りがくるほどのお安い器械なので贅沢は言えない。面倒がるほど汚れを溜める前に、これからはきれいにしておこうと思いつつ、スチームを出す引き金を握りすぎて凝った手をもみもみしているのである。

週末、のんびり2013/12/07 21:47

今週末は、ずっと週末が忙しくバタバタしていたので、ひさしぶりに白浜にも帰らずという予定にした。白浜にいるとどうしてもいろいろ動き回るので休みにならないし、一人でいると夜はつい馴染みのお店で長居(=深酒)してしまうのである。

夕刻に孫をあずかることになっていたので、じじばばである意味楽しく夕食前後を楽しんだ。おかあさん、つまり娘が帰ってきたころには、相棒がうまく寝かしつけていた。

ふだんは変化のない二人暮らしなので、こういう変化のあった日はじつに嬉しい。

明日の朝がまた楽しみだね。

高齢者世帯の不安2013/12/08 21:16

高齢者世帯で夫婦のどちらかが病気あるいは要介護になったお宅の対応をすることが多い。そして、その多くは夫が倒れあるいは弱り、妻が日常の世話をしている。

その世代のご家庭にありがちなのは「亭主関白」あるいは「夫唱婦随」。元気なときにはほとんどのことを夫が決めていた。その当の夫が倒れて、いままで夫の言うとおりにしていた妻が立ち尽くすという状況を多くみている。

子どもたちは遠く離れた地で生活の根を張ってしまっているので日常的にあてにすることができない。日々のちょっとした異常事態に対してさえ、妻はおろおろと困るばかりになる。

若いころはご近所に仲のよいご家族がいて、なにかにつけ情報交換や相談やグチのはけ口にしていたが、ご近所も高齢化して閉じこもりになったり施設に入居したり亡くなったりしてしまった。

一部の地区ではこういう高齢者世帯のサポートをするという活動が、ちょうど私の世代のかたがたを中心に活発らしい。しかしもともと会社人間で地域との繋がりの弱い人たちが活動していても、それはなんとなく受け身になっているようにみえる。情報収集の密度が濃くない。よって活動の網から漏れる世帯も多い。

どうすればいいのか私にも分からないし、そもそも私らも人ごとではないのだが、少なくとも行政主導の「制度は作った」策が奏功しないのは何年もずっと証明されてきているのである。

私はたまたま私とご縁のできたご家庭を支援するが、しかしながら子どもさんたちの協力が希薄な場合はいろいろと言わせていただくことになる。

在宅療養は、まず家族が主になってやって、それを支援する形でしか専門職は関われないのだ。

「在宅療養は私たちが全面的にサポートします」という惹句は「必ず儲かります」というくらいに胡散臭いと思っておくべきである。