わんどの身辺雑記

そういえば、私は、補助金とか助成金とかが嫌いだったのだった。

しかし、高齢者のインフルエンザワクチンの接種の委託は、自治体が直接できないから医療機関に「やってね」ということだろうけど、その場合、ほんらいは「やってあげます」側に優位があるはずだが、そこにそれなりに高額の補助金が入ることで、力関係が逆転しているのかもしれない。

だから行政の補助金とかが嫌いなのよね。

で。

具体的なやりとりは公開しないでおく(後日に市とケンカするために伏せとくのよ)が、おそらく今年度に担当者が代わったためだと思う。昨年までとはひどく違ったクレームが市の担当部署からきたのだ。じつに上からの視線(私は「目線」という単語が嫌い)であったな。

いろいろあって、じゃあ私は来年度からは委託は受けませんと言ったら、在宅で動けない患者さんにご迷惑になるとか「建前」をおっしゃるのだよね、お役人さんは。

いえいえ、私は来年度からもちゃんとご希望者には接種します。患者さんのことは、あんたらみたいに言うだけではなくナマで接してますから… 。市の規定の自己負担分の、たとえば今年の¥1,500円でやりますが、でも市に補助金はもらいません。儲けはできませんが、赤字にはなりませんから。しかし、この補助金のカラクリからすると、私は医師会のみなさまからバッシングされるかもしれません。べつにそれでもかまわん。

というわけで、今日、私は、行政からの補助金関係から手を引くことにした。

これも診療所の幕引きソフトランディングの行程のひとつかね。