喪中はがき2015/12/01 21:53

毎年この次期になると喪中はがきが届く。

私自身は数十年前から年賀状を自己廃止しているので喪中もなにもないのだが、年賀状を出さないし返事も出さない無礼な私にも律儀に毎年年賀状を送ってくださるかたがおられて、さらにそのうえ喪中はがきまで送っていただいて、それはもうじつに恐縮しごくなのである。

ところで、喪中は親族のどの範囲までが対象になるのだろうか。

親や配偶者や子どもの逝去はまあ喪中なのだと思う。では兄弟は? 配偶者の親は? 兄弟は? ネットで調べると2親等までが含まれるとある。しかし、私くらいの年になると、親はともかく、兄弟はもうほとんど別家族という感覚である(私だけかな)。たしかに2年前に弟がなくなったときには「家族がひとり欠けた」という気持ちはあったが、しかしもういっしょに暮らした年月の何倍もの別の生活の時間があって、親がなくなったときのような「喪」の実感がなかったのが正直なところだ。

私はヘンなのか。「家」という制度にどうもなじめない私があるのでそうなるのか。私の名字から想像できるように、たかだか明治以降の「家」であるので、私の家族感は狭い。

ま、どうせ喪中はがきは出さないのでどうでもいいのだがね。