路線バス ― 2019/02/12 22:59
仕事の合間に昆布茶を飲みながらなんとなく「山と高原地図・大峰山」を見ていたら、十津川村営バスの表記に気がついた。
地図で見るとそうとうに山奥にまで路線があるようだ。もちろん、そういうところにも住民がおられるから採算関係なく路線が引かれているのだろう。一日3便とかいうのもある。
すると、十津川村営バス路線に絡んで北山村営バスとか熊野市バスとかがある。紀伊半島では大手の熊野交通や龍神バスも走っている。
高校生のころ、夏休みに祖父の知り合いの高野山のお坊さまの御坊に1ヶ月ほど居候していたことがある。食事はそのお坊さまの宿坊でいただき、それ以外の時間はいちおうお勉強しているということになっていたのだが、さすがに退屈というか刺激が欲しくなったことがあって、朝食を宿坊でいただいたあと、護摩壇山行きの南海バスに飛び乗った。
当時はまだ高野龍神スカイラインはなく、高野山大門から険しい林道のような道を4時間ほどかけて走るマイクロバスだった。名のある山なのだから売店くらいあるだろうと思ってなにも持たずに乗った。終点に着いたら、まったくなにもない広場だった。ドライバーはお弁当を食べておられたが、わたしはしかたなく山頂方面に歩いて戻る。戻りのバスに乗って夕刻に高野山に帰った。そのⅠ往復しかバスはない。往復8時間ほど退屈はしなかったけどね。
御坊に帰ったら大騒ぎになっていた。学生が失踪した、と。みんなにえらい叱られたのだった。
半世紀も前の一日Ⅰ往復の護摩壇山行き南海バスのような路線が、まだまだ紀伊半島の奥地にはあるのだ、機会があれば乗ってみたい。もちろんお弁当を持ってのとんぼ返りだ。
地図で見るとそうとうに山奥にまで路線があるようだ。もちろん、そういうところにも住民がおられるから採算関係なく路線が引かれているのだろう。一日3便とかいうのもある。
すると、十津川村営バス路線に絡んで北山村営バスとか熊野市バスとかがある。紀伊半島では大手の熊野交通や龍神バスも走っている。
高校生のころ、夏休みに祖父の知り合いの高野山のお坊さまの御坊に1ヶ月ほど居候していたことがある。食事はそのお坊さまの宿坊でいただき、それ以外の時間はいちおうお勉強しているということになっていたのだが、さすがに退屈というか刺激が欲しくなったことがあって、朝食を宿坊でいただいたあと、護摩壇山行きの南海バスに飛び乗った。
当時はまだ高野龍神スカイラインはなく、高野山大門から険しい林道のような道を4時間ほどかけて走るマイクロバスだった。名のある山なのだから売店くらいあるだろうと思ってなにも持たずに乗った。終点に着いたら、まったくなにもない広場だった。ドライバーはお弁当を食べておられたが、わたしはしかたなく山頂方面に歩いて戻る。戻りのバスに乗って夕刻に高野山に帰った。そのⅠ往復しかバスはない。往復8時間ほど退屈はしなかったけどね。
御坊に帰ったら大騒ぎになっていた。学生が失踪した、と。みんなにえらい叱られたのだった。
半世紀も前の一日Ⅰ往復の護摩壇山行き南海バスのような路線が、まだまだ紀伊半島の奥地にはあるのだ、機会があれば乗ってみたい。もちろんお弁当を持ってのとんぼ返りだ。