災い以て福と成す2019/02/15 23:33

3週間ほど前に風邪かという症状が出た。主に咳で、熱や倦怠感などはない。しかし、咳は派手で人前では恥ずかしいし迷惑に思われると思うので辛かった。

以前にもあった症状経過だが、若いころには考えられなかったものだ。そのあたりも歳を感じるわけだ。

その難治の咳の発作に苦しんでいるときにふと気づいたのは、最近ずっと悩んでいた嗄声(声がれ)と耳への異常な反響がなくなったことである。ひどい咳を続けていたことで、声帯関係の機能が刺激を受けたのか。そのあたりは無知な医者であるわたしには分からないが、いずれにしても結果よしかもしれない。

風邪から回復したいま、声を出すのが非常に楽になっている。元近鉄社長の佐伯勇さんの、伊勢湾台風の甚大な被害の復旧を利用して名阪間の直通を一気に進めたときの名言『災い以て福と成す』を思い出したが、まあそんなたいそうなことでもない個人の経験ではある。