節分2020/02/03 23:59

恵方に向かって無言で巻き寿司をまるかぶりする、なんてのは、わたしが子どものころにいつのまにか始まっていた。わたしの父は建築関係の会社に勤めていたので、いろいろ風習を重んじることが多かったので、その流れかと思っていた。しかし、いろいろ聞いていると、それは浪速の花柳界のちょっと色っぽいお遊びが起源かもしれないと、いまやわたしは思っている。

それが21世紀の日本では多くの業界を巻き込んで、SDGsを無視した食品ロスの象徴みたいになってしまっているではないか。

それとは別に、イワシが節分のスーパーで売り出されている。節分にイワシは、わたしの記憶ではヒイラギの枝に刺したイワシを門口に掲げる習慣である。いまだにその意味は知らない(調べんとあかんな)。

今夜、それでもわが家ではパートナーが手作りした田舎ふうの巻き寿司をしっかり食べた(歯が悪いのでまるかぶりではなく切ったものね)。風習を商売に結びつけられることには抵抗があるが、残ってきた風習そのものはなんらかの意味があるはずなので、細々とでも続けて次世代に伝えていったほうがいいのかと思うのである。

節分2020/02/03 23:59

恵方に向かって無言で巻き寿司をまるかぶりする、なんてのは、わたしが子どものころにいつのまにか始まっていた。わたしの父は建築関係の会社に勤めていたので、いろいろ風習を重んじることが多かったので、その流れかと思っていた。しかし、いろいろ聞いていると、それは浪速の花柳界のちょっと色っぽいお遊びが起源かもしれないと、いまやわたしは思っている。

それが21世紀の日本では多くの業界を巻き込んで、SDGsを無視した食品ロスの象徴みたいになってしまっているではないか。

それとは別に、イワシが節分のスーパーで売り出されている。節分にイワシは、わたしの記憶ではヒイラギの枝に刺したイワシを門口に掲げる習慣である。いまだにその意味は知らない(調べんとあかんな)。

今夜、それでもわが家ではパートナーが手作りした田舎ふうの巻き寿司をしっかり食べた(歯が悪いのでまるかぶりではなく切ったものね)。風習を商売に結びつけられることには抵抗があるが、残ってきた風習そのものはなんらかの意味があるはずなので、細々とでも続けて次世代に伝えていったほうがいいのかと思うのである。