駅前ビル無惨2006/03/16 18:17

 私の生活圏である北摂地方で、バブル期に計画されてバブル前後に完成した駅前ビルが無惨なことになっています。

 逆瀬川では核店舗が6月に閉店するというし、三田では昨年の秋に無理に開店したものの、いろいろな問題が噴出してえらいことになっています。

http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/ha/0000007375.shtml http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/sa/0000004724.shtml

 また同じ三田で歴史のあるショッピング街が閉鎖になりました。

http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/sa/00048611sa200702230900.shtml

 ここまで極端でなくとも、川西能勢口の複数駅前ビルでもテナントの閉店や入れ替わりが激しい状態が続いています。

 考えてみれば、沿線の各駅で駅前再開発をするのに、みんな同じようなプランで駅前ビルをつぎつぎに作っていったのですから、そんなものがすべて成功するわけはありません。郊外型の超大型ショッピングセンターがどんどんできていますし(これらも互いの競争で苦心しているようです)、阪急やJRでほんの数十分で梅田に簡単に出られるわけですから、開業当初の物珍しさの時期がすむと、潮は引いていくわけでしょう。

 けっきょく、ディベロッパやゼネコンが儲けて、とくに多い第三セクターでは税金で補填されたりします。

 なんか、買ったはじめだけ遊んであとはほったらかしにして、また新しいおもちゃを欲しがる幼児のようなことをしききているわけですなあ(これからもするのでしょう)。