要介護認定2006/03/24 23:17

 月二回の介護認定審査会の日でした。

 新年度から介護認定が大きく改定されますが、今日の審査がその新方式の初めてとなりました。詳細は省くとして、いちばん大きな変更は、従来の要介護1を要支援2と要介護1に分けるというものです。

 もともと、介護報酬が高騰しつつあることに対する抑制の意味がほとんどの改定ですから、予想はしていたものの、これまで要介護だったかたが要支援(2)になるケースが非常に多くなっています。そもそも最近は要支援(1)と要介護1と認定されるかたの割合が増えていたのですが、今回の改定で申請したかたの半分とまではいかなくとも、三分の一以上は要介護ではなくなる印象です。

 要支援だと「予防給付」ということになって、支援はきわめて限られますし、施設入所はできなくなります。経過処置があるとはいえ、おそらくしばらくの間は大混乱になりそうです。

 そして同時に私のところも含めて、民間資本でやっている事業所は、経営そのものが危うくなることは間違いなさそうです。医療ではすでに「年寄りに金はかけない」ことが明言されているに等しいわけですが、介護の世界でもますます厳しさが増してきます。

 人ごとじゃないのですが…。