大手銀行は個人客を冷遇していると感じる2007/05/01 12:28

 大阪市の公金の納入のために駅前にある大手都市銀行(いわゆるメガバンク)の川西支店にひさしぶりに行きました。勤務医だったころは給与振込先だったのでそれなりに使っていたのですが、診療所を開設したときを機会に北摂が地盤の地方銀行と本格的に取引が始まり、そのうち個人のぶんもこの地銀に移してしまいましたので、都銀とはほとんど縁が切れた形になっています。

 地銀のほうも月末などの窓口はそれなりに混雑はするのですが、今日都銀のほうに行ってみてあらためて混雑ぶりには驚きました。窓口の前の待合いイスはいっぱいで立って待つかたも少なくない。それなりの台数のあるATMもお客が多くて長い行列。なによりもフロアが狭くて騒がしく息が詰まりそうな具合でありました。

 ここはもともとはこの都銀の中心になった銀行の支店だったのですが、かつて阪神間が地盤であった神戸銀行が太陽銀行と合併したあとさらに三井銀行と合併して太陽神戸三井銀行からさくら銀行になり、それがまた合併して現都銀になった直後に旧神戸銀行の直系であった旧さくら銀行の川西の店舗を廃止してしまったため、旧神戸銀行の顧客も含めてすべてこの支店扱いになった経緯がありまして、そのために異常に混雑するものと推測しました。

 幸いいま私はこの都銀との取引はほぼありませんのでべつにどうでもいいのです。しかし人ごとながらこの客扱いはどうなんだと腹だたしくもなりました。メガバンクが普通の個人客の都合はあまり顧みない方策で蘇ったことはあちこちで指摘されていますが、今日の経験のような簡単なことでも個人客は冷遇されていると感じました。

 私のように行列嫌いの人間には耐えられない状況、みなさんおとなしいですねえと思います。

 今日のように雨が降っていると、お年寄りなどは駅から支店にくるだけでもたいへん、前の県道には迷惑駐車が増えて渋滞に拍車がかかっていました。せめて駅施設内にATMセンターのようなものだけでも作ってあげたらどうでしょうか。ま、このメガバンクにとっては、凋落の大阪圏のそのまた高齢化激しい住宅地しかない町なんかどうでもいいのかもしれませんね。