わんどの身辺雑記

　ながらく近畿の最高峰とされていた、和歌山県田辺市(の旧龍神村)にある護摩壇山に行ってきました。じつは最高峰は護摩壇山の東にあるピーク(2009年に「龍神岳」と命名)だということになって、護摩壇山は近畿二番目になった。

　この山には私はかなり強い思い入れがある。いまから40年あまり前の高校3年生の夏休み、高野山の知り合いのお寺で一人合宿(笑)していた私は、ある日ふと思い立って、当時は一日一往復しかない高野山・護摩壇山間のバスで護摩壇山まで出かけたのである。まだ高野龍神スカイライン開通前で、紀伊半島の背骨ともいえる山間部を、片道4時間ほどかけて走っていたバスだった。一往復ということは、当然ながに行ったバスで帰ることになる。

　護摩談山に着いても、いまのような施設があるわけでもなく、昼飯も食えずにそのまま高野山に夕方に戻った。空腹の頂点になっていた高校3年生の私は、高野山町では「行方不明で捜索対象」になっているのに驚き、かつ周囲の大人にたいへん迷惑をかけたことに恐縮したのだった。

　その後、高野山側から来たこともあったのだが、今日はおそらく20年以上ぶり。


　好天で暖かい日だったので気分は良好だったものの、この暑さで同行していた恬が暑がってヘタレになっていのに気を遣ったのだった。