迷いクジラのその後2009/05/30 16:20

 田辺市の内之浦湾にマッコウクジラが迷い込んでから2週間が過ぎた。関西ローカルのテレビニュースではすこし触れられることもあるが、現地ではまだまだみんなの興味は続いており、クジラのいる湾に面した道路は規制されているし、すぐ近くを通る県道は週末には渋滞ぎみだ。

 ずっと餌を食べていないため、かなり痩せてきているとのことで、なんだかかわいそうだ。ふつうの動物だと安楽死も考慮されるところなのかもしれないが、技術的にはそれも無理だろう。

「久々に泳ぎ回る 田辺の迷いクジラ」
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=168622

「迷いクジラ死んだ場合「海洋投入」を検討」
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=168672

 当地の古いかたの話では、内之浦湾よりもうすこし外海に近い綱不知湾にずっと昔、半世紀ほど前にナガスクジラが迷いこんだとこがあったのだという。このときも救出できずに(なのか、救出という選択肢はなかった時代だったかもしれないが)、村のひとたちは肉などの分け前を得たのだという。

 今日も近くを走ったら、上空で報道ヘリが1機ホバリングしていた。