テーラーメイド2010/06/29 22:45

というほど大げさなもんでもないのだが…。

 私は、病院勤めをしていた20年以上前から白衣は着ていない。記号としての白衣は、いろいろな意味で便利であり権威であるわけだが、便利や権威を嫌うと白衣は恥ずかしい。

 白衣を捨てたときから、ネクタイは私の制服というか作業着の一部になり、在宅診療所を始めてからはスーツが作業着になった。

 クールビズは無縁だ。私はいまの時期も夏物のスーツにネクタイが作業着である。作業着だから、着やすく、かつ安価でなくてはならないので、だいぶ前からオーダースーツを愛用している。とはいえ、安価が条件なので、大阪のビジネス街にあるチェーンのテーラーでオーダーしているのだ。安くはないかもしれないが高くはない。毎日着るものとしては、私はリーゾナブルだと思っている。夏物のスーツのフルオーダーで6万円というところか。

 で、さすがに5シーズンも着ていると痛んでしまう。随時新調しなくてはならないので、今日、ひさしぶりにその店に行って1着作ってきた。

 私の寸法データはとうぜん店にあるわけで、新調するにあたって念のため寸法を測ってもらったものと比べると、ほとんど6年前と体型は変化していなかった。もちろん漫然とやっていたわけではなく、体型維持の努力はすこしはやってきたつもりだが、これはさすがに嬉しい。

 還暦前後で、意識してほとんど体型変化がなかった自分をちょっと褒めたりたい気分なのである。