S-GUIDE2010/11/09 22:04

 いろいろ多忙で11月はなかなか白浜に帰れなさそうで、SPR2で出航する機会はだいぶ先になりそうだ。

 しかし、新米船長としては、この時間を使っていろいろとリスク管理をしておかなくてはならない。

 ハードとしては、予備の5馬力の船外機を譲ってもらって船の前甲板に乗せている。いま鉄工所の社長に依頼して、スターン(船尾)に予備機をセットする金具を作ってもらっている。主機がなんらかのトラブルを起こしたときに小さな補機で港まで戻るためだ。

 海のJAFみたいなBANサービスに加入した。賠償保険にも入った。国際VHF無線局の申請を済ませた。

 海上保安庁水路部調製の田辺湾の海図は以前から持っている。そして、SPR2がくることになって、(財)日本水路協会が発行する「S-GUIDE」を購入した。地図好き者としては、海図ともども眺めても楽しそうなので手に入れたのである。S-GUIDEとは、プレジャーボート・小型船用港湾案内だ。「本州南岸2」という版だが、志摩半島の大王崎から愛媛の佐多岬までの港の地図が載っている。

http://www.jha.or.jp/shop/index.php?main_page=product_info&cPath=100_104&products_id=2241

 この冊子のなかで私の船に必要なのは「文里(もり)港」「田辺港」「田辺漁港」「南紀シータイガーマリーナ」ていどのものなのだが、しかしこの地図、ずっと見ていて飽きない。ここに行ってみたいという気にさせるのが怖い(笑)。

 飛行機を操縦するわけではないのに航空図をけっこう持っている地図好き者だ。海の地図を実際に使うことができるのはすごく嬉しい。