手段の目的化 ― 2012/11/08 14:38
2007年に厚生労働省が4疾患5事業なるものを制定してから、それらの連携に診療報酬がついたり、行政指導がなされたりしたため、あちこちで連携や情報共有のシステム作りが盛んだ。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000zc42-att/2r9852000000zc7o.pdf
そこにICTやクラウドのアイデアが加わり、医療(と介護)の世界ではまさに百花繚乱。もちろんそれぞれが利点を喧伝するものだから、いつのまにか
「なんのためにシステムを作っているか」
が分からなくなっていることはないだろうか。
システムはじつに患者さんの利便のためである。いうまでもない。
近隣でいくつもの地域連携パスがあって、それぞれの中心医療機関にはお世話になることがある場合、末端の地域医療では複数の、微妙に異なったパスのシステムを使用することになって、煩雑きわまりない。そんなことをするより、なにかあれば電話を1本のほうが簡単かつ確実だという逆説的なことになってしまう。
iPadが普及してくると、それを使った情報共有システムを構築したと話題になり、いやいやiPadでは大きすぎるので普通のスマホを使うのがいいとか、ICT関連もかまびすしいのである。
たかがe-mailで連絡できない事業者がまだまだたくさんある現状である。ICTに関してはどんものでも追随できる自信のある私がほとんど乗らないのは、じつにそういう理由である。
ちなみに、私のところは、私だけで緻密なICTのシステムを構築しているのはいうまでもない。なぜ一人なのにそんなことをしているかというと、さいきんはモノ忘れがどんどん激しくなってきているからなのだ(泣笑)。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000zc42-att/2r9852000000zc7o.pdf
そこにICTやクラウドのアイデアが加わり、医療(と介護)の世界ではまさに百花繚乱。もちろんそれぞれが利点を喧伝するものだから、いつのまにか
「なんのためにシステムを作っているか」
が分からなくなっていることはないだろうか。
システムはじつに患者さんの利便のためである。いうまでもない。
近隣でいくつもの地域連携パスがあって、それぞれの中心医療機関にはお世話になることがある場合、末端の地域医療では複数の、微妙に異なったパスのシステムを使用することになって、煩雑きわまりない。そんなことをするより、なにかあれば電話を1本のほうが簡単かつ確実だという逆説的なことになってしまう。
iPadが普及してくると、それを使った情報共有システムを構築したと話題になり、いやいやiPadでは大きすぎるので普通のスマホを使うのがいいとか、ICT関連もかまびすしいのである。
たかがe-mailで連絡できない事業者がまだまだたくさんある現状である。ICTに関してはどんものでも追随できる自信のある私がほとんど乗らないのは、じつにそういう理由である。
ちなみに、私のところは、私だけで緻密なICTのシステムを構築しているのはいうまでもない。なぜ一人なのにそんなことをしているかというと、さいきんはモノ忘れがどんどん激しくなってきているからなのだ(泣笑)。