プロなら裏をとれ>誤報より特オチのほうがこわいとは情けない2013/08/05 22:39

日本維新の会、堺市長選、大阪都構想というキーワードできて、またまたフライングで在阪新聞メディア総誤報(あるいは勇み足)。某在阪テレビ局の報道番組のメインキャスターが堺市長選に出馬と朝刊でみなさん打ったのね。その話、数ヶ月前にもあって、いったんぽしゃっていること。

こういう報道が出たとき、そのソースはおそらくたった一人の無責任な放言だと、まったくメディアの素人の私でもそこそこの年になれば分かる。みんな「特オチがこわい」のと「みんなで渡れば(誤報でも)こわくない」意識がすけてみえて滑稽だ。

案の定、夕刊ではみなさん「当事者にそのつもりはない」と軌道修正。あまりにみっともないからか「いまのところ」などという言わずもがなの形容詞をつけていたりして、みっともないったらありゃしない。あんたらそれでもプロか。そんなんやから新聞離れされるのだよ。

ほんとつい1ヶ月ほど前に、みなさん勝谷誠彦さんが兵庫県知事選に出馬などという爆笑誤報やったばかりではないか。「めんどうだから出ない」ということで出馬断念って、勝谷さん本人に、『問合せの電話が多いのは「めんどうだから出ない」と言っただけ』とバラされて、社の面目丸つぶれになったばかりではないか。懲りない学習しない人たちだね。

私のようなド素人でもネットに書く前にはできるだけ一次情報に当たって裏をとるし、確信がないときは書きまへんでぇ。まあ、それが「ばかばかしい炎上」にならないコツのひとつではあるのだが。

自分らの書いたもので世論ができて世の中を動かせるなどと思ってるなら、ほんとに大きな思い違いである。もっと基本に戻ってくださいね、ジャーナリストのつもりのみなさま。