政治とSNS2014/07/01 23:24

大きな政治の節目にSNSが大いに賑わうようになってきた。会員数10万人というようなパソコン通信の時代からは隔世の感がある。

今夜もまさにそういう場面。集団的自衛権の容認を閣議で決めたということでの賑わい/騒ぎだ。

もちろん私もそれなりの政治的信条は持っているが、以前からネットでの政治的発言は意識して避けている。不毛だと思うからだ。もちろん皆無ではないが、それはもっと具体的身の回りの話に限っているはずだ。

かつてパソコン通信のころ『タコツボ』という揶揄がはやった。自分が意見を取捨できる場では、同感しやすいものばかりに収斂していって、結果としてみんな同じような主義言動に陥ってタコツボに入っているようになるから名付けられたのだと私は理解している。

個人の意見が大量に入ってくるSNSの世界では、どうしても『タコツボ化』しやすい。それに煽られて勢いで大胆な行動をリアルでしてしまうのも危ない。まるで私の若いころの激しい街頭活動をみるようだ。

なにごともタコツボ化、原理主義は多く人の共感は得にくい。とくにネットでは外から見るタコツボはときに滑稽でさえある。