海外資本に奉仕2015/04/01 23:13

とくに予定のない今日はどうしようかと悩んだのだが、ソメイヨシノが盛りとはいえ残念ながら朝から雨の予報だし、けっきょくとくに目的なくショッピングということにした。

「IKEA鶴浜店」で雑貨類。家具を買わなかったのは抑制がうまく効いていたからだ。雨の平日の昼前、いかに春休みとはいえ、さすがのIKEAも空いていて、普段はあまりゆっくりと見られない細部にまでアクセスできたのは幸い。

ところで、近くの南港には話題の大塚家具もあるが、白浜の家の新築のときに行ってからは疎遠だし、あの高級路線はもう私には無縁だ。そういう意味では「かぐやひめ」さんに一理あると思う。

混雑する阪神高速湾岸線を走って、いつもスーツを作ってもらっているチェーン紳士服店へ。得意先むけのプチセールがあって、最近はかなり格安でDunhillブランドのそれを求めている。今回も一着。制服代わりのスーツなので消耗が激しい。しかし、いまDunhillの生地で誂えたら、おそらくもうリタイアまで使うことになるのだろう。

さらに雨天で混み合う大阪市内を走って、「COSTCO尼崎ホールセール店」へ。こちらでは食品関係をおもに仕入れてもう夕刻。帰路に「やまや」でビールや焼酎を仕入れて帰宅。

海外資本の巨大店に散在してきた新年度の初日である。

16年目の介護認定審査会委員2015/04/03 01:41

午後、川西市介護認定審査会委員の委嘱式があった。私は8回目になるかな、ともかく介護保険制度発足前夜の1999年からだ。16年目になる。もう堪忍してほしいのだ。

もっとも、こうしてずっと審査会を見続けていると、年々の変化が身に染みて実感できる。

政策は在宅医療だという。

しかし、独居で近しい係累がおらず、認知症が進んで火の不始末の危険性が大きい状況で、それでもなお要介護1だというようなかたをどうすればいいのか。審査会で考えることではないが、現場をつい彷彿してしまうだけに、なんでも在宅という乱暴な政策には疑問を感じざるをえない。

介護は現場で起きている霞ヶ関の机の上ではない、と言いたくなるのだが…。

ふわふわと紀南で遊ぶ2015/04/03 23:21

昨夜の「九十九」さんでの時間が楽しすぎて、帰宅して入浴したりしていると午前2時をはるかに回っていた。最近の、前期高齢者の日常としてはきわめて異例だった。

だからもちろん目覚めたらすでにいい時刻。もっとも、朝から雨が降っていて、船を出せた状況ではない。

ダラダラとしたあと、朝昼兼用の食事を「まんまてんや」さんに。
http://www5.ocn.ne.jp/~tenya/
今日はゲリラメニューとのことだったが、ボリウムのあるそのポークステーキは私たちにはヘビーすぎてパス。

富田の水を汲んでからふと思いついて県道36号線卒塔婆隧道南側の桜並木を見に行く。時間があるので、帰路には枝分かれしている山道にも分け入って、ぐうぜんにいい景色に出会ったりする。それほど深くはないが、でも紀伊山地の懐だ。

帰宅してから船のちょっとしたメンテや庭のすこしの手当て。

いつもの「竹寳」さんに行ったら、弟夫婦はじめほぼおなじみ客ばかりで満席で、会話が乱れ飛ぶ気分のいい時間を過ごした。

ふわふわと遊べる紀南の時間は、やっぱり、いい。

県議選2015/04/04 23:23

4月3日に県会議員選挙が告示されて、いまは白浜にいるので和歌山県西牟婁郡選挙区の候補者の選挙カーの声が聞こえている。

私の住民登録は宝塚市であるが、仕事のベースは川西市。川西市といえば、例の号泣県議の政治活動費詐欺騒ぎに端を発した報道で恥ずかしい映像が流され、取材から逃げまくっていたかたも立候補しておられる。

私なら恥ずかしくて人前には出たくなくなるのだが、あのていどでめげていては政治家はできないのであろう。ましてや与党所属なので自分だけで決められない大人の事情もあるのかね。

選挙で当選したら「みそぎはすんだ」ことにするのは目に見えているが、それにしてもある意味おもろい。支援者の顔も見てみたい。

http://senkyo.pref.hyogo.lg.jp/pdf/cand/2015_cand_list_26.pdf

昭和町界隈2015/04/05 23:47

Facebookのグループのオフラインミーティングで阿倍野区の昭和町へ。

地下鉄を降りて階段を上がるといきなり橋下市長の街頭演説。ちょっと時間が早かったので、10分ほど聴く。演説はうまい。説得力がある。聴衆もそこそこ多かった。

オフミ会場のお寿司屋さん。かつて私が小学校から高校まですぐ近くで住んでいたが知らなかった。聞いてみると創業30年という。すれ違いだ。

いいお店だ。白浜のように、電話するとすぐ代行運転がきてくれるなら行きつけにしたい。

昭和町界隈は大阪ではなかなかディープな地域だが、かなりひさしぶりに行った印象は二重丸だった。

在宅医療の様変わり2015/04/06 22:23

思い返せば私が在宅医療を始めてからもう30年近くなる。

いままでいろいろなご家庭とおつきあいしてきたが、ここ数年は在宅医療の状況がかなり様変わりしてきていると感じている。

患者さんやご家族も、誤解を恐れずに言うと、実現不可能でもやりなさい的な要求をするかたが増えた。人は、転けない、病気は必ず治る、死なないと本気に思っておられるのではないかという場面も見る。

いっぽう、在宅に関係する医療者や介護者の質も。

医者の世界ではほぼ死語になった「パターナリズム(父長主義)」がときどきまだ顔を出す。

私にはもうそれに抗うだけの元気がない。Twitterのプロフィールで「売られた喧嘩は馬鹿にする」と書いている私だが、仕事の場でもいまやそれと同じだ。

やはりぼつぼつ消え去るべき時期かもしれない。

なぜか忙しかった一日2015/04/08 00:22

まあふつうに仕事はしていたのだが、午後からはなぜか忙しくてふと気がつくともうけっこう夕方になってしまっていた。

こういう日はたまにあるが、なんだか時間を損した気分である。さらに今夜は医師会の理事会が20時からあったので、長い一日だった。

そしていつのまにか明日もいくつかの予定をいれてしまっていて、朝からバタバタしなくてはならなくなった。

そのうえ昨夜から左の腰痛とそれに伴う左下肢のだるさがあって不快なのだ。機嫌がよくないぞ :-)

この国の先はどうなるのか2015/04/08 21:44

もともとの矜持のように私は患者さんのことは書かない。だから今日も漠然とした内容にしかしていない。

しかしなお、今日経験した複数の患者さんのことを考えると、この国の医療介護はほんとにどうなるのか、ちょっと「尻に火がつきそうでうずうずした」とだけは書き残しておきたい。

いま、空き家が激増していることや、高齢者だけの世帯が目に見えて増えていたり、亡くなった親の家の片づけや始末をどうするかのテレビ報道などを見たりしていると、たいていの人はよそ事と思うかもしれないが、それはもうすぐそこにある現実なのである。

医療者たる私は淡々と患者さんのことだけを診ているだけでもいいのかもしれないが、それですまないのが家庭に深く入り込む在宅医だ。

それにしても、いまのこの国の、よくも悪くもかもしれないが、繁栄のために粉骨砕身してきたかたがたの末期(まつご)がこんなことになるのかと、悲しくもなる。