バブルの遺跡2019/11/22 22:11

船に関係するものを買いたいので、舵社の月刊誌「BOAT CLUB」に毎号大きく載っているお店にようやく行ってきた。

神戸市東灘区の六甲アイランドの中心にあるビルである。地下に大きな駐車場のある高層建築で、すぐ横に六甲ライナーの終点駅がある。立派な施設で、名称も大きい。

目的のお店の階に行くと、もちろんそのお店はあるのだが、それ以外の多くが「絨毯展示場」とか「インテリア展示場」とかとある。これはどこかで見た景色やな思い出したのが、大阪南港のATC「アジア太平洋トレードセンタービル」。建物の中の雰囲気がじつに似ている。むやみに箱モノを乱造したバブル期の遺跡ではないのか。

神戸市の海側にはいくつかの大きな埋立地があって、六甲アイランドもそのひとつなのだ。じつはわたしはこの島に初めてきた。活気がありそうなポートアイランドも場所によっては閑散としているのだが、こちらは全体的になんだか元気がない。

目的のお店があるビルも、空けるよりはいいかという感じで安い賃料で貸しているのだろうか。これからどうするのだろうか。

それにしても、同じ阪神県域なのに、宝塚から東灘の海側へ行くのはとっても遠かった。