いやはやの急性期病院2021/03/29 23:38

私的だが重大な用件があって、コロナの第4波かといわれつつある今ではあるが、昨日から府県境を越えて移動していた。どうしても行かなければならない、不要不急ではないこと。

そして、今日は早朝から夜までじつにタイト、綱渡りの連続。そのうえ、途中では本業に関わる、ちょっと、いや、かなり頭にくる事態があって、思い返せばいやはやわたしも歳をとってじつに丸くなったのぉと自画自賛。昔のように怒鳴りつけたり切れたりはしなかった。じとっとイヤミは言ったけど。

仕事での具体的なことは書かない矜持なので、経緯の説明はあいまいであることは許されたい。

施設に入所しておられるかたに異変があり、わたしは困ったことに遠方にいたので救急車を依頼してもらうように指示した。市外(ここ、強調。川西市内ではない)の救急病院に運ばれたとの報告を受ける、診療情報提供書をすぐには送れないので、看護の情報を伝えてもらう。やれやれだと思った。

数時間して、いろいろな検査をしたが異常がないのでそのまま帰ってもらうということになったという連絡が入る。しかし、検査で異常がないかもしれないが、症状は続いている。ではなぜなのかという説明もなく、そのまま施設に戻れとのこと。納得できん。

ご家族や施設のスタッフがその説明に困惑しているとのことなので、直接病院の担当医と電話で話すと、院長に相談しますとのこと。はぁ?

で、二度目の電話では、やはり院長は「ここは急性期の病院なので検査で異常がみられないようなかたは入院させられない」ということですと担当医。いやあの、たかだか血液検査とCTとMRIで異常がないだけでしょ、では症状はなんで起きてるんです? とツッコミしても明確なリプライはない。をゐをゐ。

いやぁ、ほんと驚いたね。担当医が入院の判断をしてはいけないことになっている病院なのか、いちいち院長センセにお伺いしなければならんのか。

逆にそんな病院、入院したらなにされるか分からん。

帰ってきてもらって明日わたしが今後のことをご家族と相談して判断することにした。

もちろん患者さんのカルテにはもっと経緯を具体的かつ生々しく記録はしておいた。なんか、ほんとにびっくりしたね。「昭和かっ」と言いたくなった。