わんどの身辺雑記

例によってフレブル恬に朝早くに起こされたのでちょっとiPhoneを手に取ると、なにやら寝ぼけマナコにはよく理解できないニュースが目に入った。心肺停止19名って、どんな大事故やと思ったが、これが国内での「事件」だと分かって思わず身震いしてしまった。

事件の詳細や実態がまだ分からないので迂闊なことは言えない。しかし、池田小学校事件を比較的身近に知っている私としても、それ以上にショックだ。

午前中のニュースで、単独犯による殺害人数は戦前の津山事件に次ぐものだと言っていたが、私も事件を聞いてまず浮かんだのが、不謹慎かもしれないが横溝正史さんの「八ツ墓村」だった。その作品の伏線に津山の事件があるというのは有名な話だ。

しかし、あらためて調べてみると、津山の事件は凶器に猟銃が使われていたようだ。今回のように刃物だけというのは未知のようで、そして漏れ聞こえてくるニュースの情報ではほとんどが頚部や顔面が狙われているという。数十人に対してそんな行動をとれるとは、じつにおぞましいし、そんなことが可能なのかと信じられない。

いろいろなことが明るみになるには時間が必要だろうし、被疑者の心の闇はずっと分からないかもしれないが、生きているうちにこんな事件が起きるとは思いもよらなかった。

嫌な時代というまとめはしたくないのであえて避けるが、ちょっと頭の中がグルグルしそうである。