特急満席2018/05/03 22:03

仕事を調整して今日は朝からフリーになっていた。つまり午前中から白浜に帰ることができたのだが、連休中だというのを忘れていて、いつものように特急は直前のネット予約でいいやと油断していた。

昨夜遅くになってe5489にアクセスしてみると、午前や午後の早い列車はことごとく満席である。さらに今回は孫連れで帰るので、隣り合った2席ということになるとグリーン車を含めてまったくとれなかった。各列車、増結して9両つないでいるのに。

けっきょく、14時15分発の「くろしお15号」に乗ることになった。自由席は長い行列があって、じつに混雑している。新大阪の駅自体もすさまじく人が多い。さすがに連休だ。孫はおそらくこんな混雑のなかを歩くのは初めてである。いつもはけっこう好き放題に歩き回るのに、今日はわたしにべったりついてきていた。

特急車内も子ども連れが多い。とはいえ、わたしの乗った車両の小学生を中心とした子どもたちはお行儀がよく、いらっとさせられることもなくの2時間半であった。

かつて、その子どもたちの年ごろのわたしは、祖父母や父母に連れられてこの同じ路線を準急「黒潮」「南紀」「きのくに」で白浜に行ったものだ。当時は新鹿までの紀勢西線であった。海南を出てすぐ、冷水浦から初島までのトンネル区間での蒸機の煙にたいへんな思いをしたものだ。

半世紀以上たって、いまや一時間毎に走る電車特急でエアコンの効いた車内でリクライニングしながら快適に移動できている。

一人で乗っているときに思ったことはないのだが、小学一年生の孫と初めて二人で乗っていてしみじみと感じた「隔世の感」である。