新年度2018/04/01 22:08

今年の新年度は、医療と介護の保険の同時改定があったりしていろいろとたいへんなのであるが、わたしのところは電子カルテ/医事会計のシステムがクラウド型なのでこちらでしなければならない作業はほとんどない。

クラウド型でなければ、クライアント側でアップデートしなければならないのでたいへんだと思う。ただ、今年は4月1日が日曜日なので、休日出勤で対応できるのがマシか。診療しながらの作業は考えるだけでも恐ろしい。

わたしはというと、明日の予定がすくないのをいいことに、今夜も白浜にいる。

今日も海は凪いでいたが、昨日出港しても釣果ゼロ、先輩がたの話を聞いても水温が低くてダメとのことで、今日ははじめから出る気にならなかった。

しずかないい夜である。

どうということのない新年度2018/04/02 21:26

月曜日なので診療予定は1件だけ。

ゆっくりと時間をかけて予定をこなす。世間はいろいろと新年度でたいへんなようだが、わが診療所はとくにどうということもなし。

午後の遅くからフレブル恬の狂犬病予防注射に獣医さんのところに連れて行く。獣医さんが大好きなフレブル恬はひさしぶりの診察室にごきげんである。注射されてもまったく問題ない。痛さを感じないのかいな。

今日はなかなか暑かったのもあって、唐突に素麺を食べたくなって買い出しに寄り道をした。素麺と冷や奴がメインディッシュの夕食は半年ぶりか。

いい季節である。

医療介護連携2018/04/03 23:51

厚生労働省が地域包括ケアを協力に推進していて、医療と介護の連携を「せよ!!」とおっしゃっているのはよ〜く分かっておる。そのためのツールはフリーなものも含めていろいろ開発されているのももちろん知っとおる。

兵庫県医師会が推進のために補助してくれるあるシステムの普及のため、わたしの診療所が手上げした。手上げというか、人身御供というか。

そして、わたしがいまいちばんそのシステムを使うと有用だと思う某事業所に導入を提案したのだ。わたしのところは経済的な負担はあるが、クライアントになる事業所にはそれはない。

で、その回答は、これまでもたびたび言われてメールでの情報交換さえできない介護事業所と同じ「ネットではセキュリティがぁっ」である。あんたら業務用のPCに無造作にUSBメモリーを抜き差ししてるのをわたしは知ってるよ。

というわけで、やはりまた医療介護連携のITC構想は頓挫するのであった。

救いは市内最大手の訪問看護ステーションが導入してくれることになっていることである。

コーヒーとか2018/04/04 22:29

わたしはもう年なのかもしれないが、世間のコーヒー好きにはついていけない。

そもそも日本でコーヒーが一般的になったのは、おそらくわたしが大学生のころ。粋がってサテン(喫茶店)でコーヒーを飲むことが流行った。わたしもやっていた。

コーヒーは嫌いではないが、それほど好きでもない。べつに飲まなくてもどうということはないが、当時は下宿にサイフォンを置いてそれほど美味しくもないものを飲んでいたりしたものだ(わたしは持っていなかった)。

「コーヒールンバ」の邦訳版が流行ったのはちょうどそのころだったはず。西田佐知子さんや森山加代子さんが唄ってたかな。

で。

いまや外国の大手チェーンが一般的になり、いわゆる喫茶店が衰退した(禁煙でないのが嫌われたりゆうのひとつでもあると、わたしは思っている)。禁煙店が多いチェーン店ではあるが、とくに好きではないわたしがわざわざコーヒーを飲みに入ることはほとんどない。最近はコンビニでのコーヒーの台頭著しいらしいが、なんでみんなそんなに好きなんだろうね。

わたしは水分としては、水かお茶か、でなければアルコールしか自分からはとらない。甘い飲料などもってもほかである。どこかに訪問して勝手に甘い飲み物を出されたら、まったく口をつけずに残す失礼などなんとも思わないくらいであるくらいイヤだ。

相方がコーヒー好きなので、朝ご飯のあとなどに淹れてくれたのは飲むが、それでもブラックでしか飲まないのである。

コーヒーがなくても別に痛痒はない。ヘンか?

女人禁制場所での救命処置2018/04/05 20:42

土俵で突然倒れた舞鶴市長はけっきょくくも膜下出血だったそうで、その後の治療で快復しておられるようでとりあえずよかった。

土俵のうえで呆然としているおっさんたちを押しのけて走り寄った、報道では看護師さんたちだったようだ。シロウトさんにはなかなか理解できないかもしれないが、どっぷり浸かった医療者というのは、なにかあると勝手に身体が反応していろいろと救命処置を自然にしてしまうことが多い。

ずーっと昔、わたしが大阪市内の基幹病院で勤務していたころ、病院の近所の銭湯でヤクザが襲われて被弾するという事件があった。Y組とI会の抗争が激しかったころだったと記憶する。たまたまその銭湯に病院の手術場だったか集中治療室だったか勤務の看護婦さんがいて、狙撃された被害者に強力な処置をしたということがあった。

これもずっと昔、わたしが友人たちと海水浴をしていたらぐったりした子どもが海から助け上げられてくるのを視野の端に見たので、すぐに走っていって、心肺停止状態の子どもにすぐに蘇生処置をしてさいわいにも救命できたことがあった。

こういう行動は頭で考えてするものではない。

医療者は、そういう場では勝手に動くのである。

相撲の人たちは、救命するよりも「きまり」を大事にして、女性が土俵に上がって汚れたのがイヤなのか、あるいは神聖な!!土俵で死ぬかもしれない病人がでたことを嫌ったのか、あろうことに大量の塩を撒いたという。知らんけど。

こういうとっさのときに人間や組織の本性は現れるのだとよく分かる事件であった。

楽しかったね2018/04/06 23:58

ここのところずっと晴天が続いていて、窓から見える大阪平野の空気はひどく汚れていた。ひどいときには数キロの視界。一昨日の夜にすこし降ってひさしぶりに生駒山や和泉山地の影が見えた。

今日は午後から本格的にひどく降ってきた。大阪市をはじめ孫の住む市を含む多くの小学校で入学式があった。式の間は曇ってはいたがかろうじて雨は降らなかったのがさいわいであった。もっとも、入学式につきもののサクラは今年はもう盛りを過ぎていたのが残念だった。

夕刻から夜にかけては強い風を伴って本降りなので荒れている。

今夜はいつもお世話になっている訪問看護ステーションのスタッフさん、それに1月に開業した友人と「うなぎ処きし」さんで懇親。じつに盛り上がってお開きになったのは日付が変わるころ。楽しかった。

だらけた1日2018/04/07 22:31

1週間ほど前からまた早朝覚醒が続いていて睡眠不足気味だったのだが、昨夜の痛飲の酔いもあって10時間ほども熟睡してしまった。目覚めたらもう昼に近い。

天気はよさそうだが風が強くて寒いのででかける気もせず、ネットを見たり本を読んだりテレビを見たりだらだらと過ごしてそのまま夕方になってしまった。

早い目の夕食を、昨夜の酒量が多かったので休肝しつつとったあと、病状報告の電話を受けてやはりじっさいに見ないと気になるので1件の臨時往診。飲んでいなくてよかった。春の交通安全運動のまったただなか。さいわい問題なく今夜もおだやかに眠れそうである。

こういうだらけた1日もいいもんだ。

路面電車2018/04/08 22:21

facebookの友だちが青春18切符を使って北陸方面に一泊旅行に行った報告をfacebookに上げてくれた。ひごろから過酷な仕事をしているのに、休みとなるとともかくフットワークよくあちこちに走り回ってじつに羨ましいところでもある。

北陸といえば、わたしの母方の祖父の出身地である。祖母は紀伊田辺の出なのでいまやその近くで半分くらしているようなものだが、祖父のほうの出身地は係累がほとんどおらず疎遠である。だから、富山県とか高岡市などという地名が出てくると敏感に反応する。高岡市の南、いまは合併で南砺市になっている福野町というところが出身地。

高岡市や富山市、さらにFBFさんが帰りに立ち寄った福井市などでは路面電車が活躍している。最近はいわゆるLRT(Light Rail Transit)という次世代路面電車になっているところが多い。高齢者や障害者に優しい、しかも経済的な公共交通機関だ。

かつて、わたしは、仕事をしている川西市にLRTを入れればと夢想したことがあった。20年ほど前までは、川西市北部の住宅地からの通勤が多くて、幹線の県道では路線バス優先レーンというものが設定されたりしていた(ほとんど守られていなかった)。いっぽう、以前は単線ローカル私鉄だった能勢電気鉄道が通勤需要に対応して高速電車化された。

わたしの構想は、この能勢電鉄線をLRT化し、終点の日生中央から県道上を延長して川西能勢口まで繋いで環状化するというもの。それによって新たに開発された複数のニュータウンをすべて通過して至便になると考えたのであった。

もっとも、そなんことはシロウトの思いつきであって、市全体が高齢化したいまや大阪への通勤需要は激減している。線路をひいていたらえらいお荷物になっていことであろう。

それでもいま宇都宮市では新たなLRTが具体化している。隣の前橋市では計画頓挫かといわれているようだが、すくなくとも既存の路線は温存すべきだろう。大阪にも阪堺電気軌道という歴史ある路線があることだし。