わんどの身辺雑記

なんども言うが、わたしは相撲にはまったく興味がない。それでもなお、貴乃花さんが退職した経緯についてはべつの意味で注目していた。もちろんなにがどうなっているのかはわたしにはわからない。しかし、退職させてしまうと(追い出してしまうと)それからあとは組織の締め付けはいっさい効かなくなると分かったうえなのかなあと思うのである。

あまり書けないが、わたしも同じような経験をしたことがある。辞めざるをえない状況にいわば追い込まれて、組織から離れたら、もちろん孤独な立場になるが、怖いものはなくなったという実感でストレスから解放されたのである。

だからといって妙な反撃や嫌がらせをすることはない。しかし追い出したほうは、いつなにをされるのかと思ったはずだ。そんな分かりやすいことをするほどわたしは単純ではなかったが、でも遺恨は数十年たっても持ったままでいるのである(怖)。

いじめたり辱めたりするには自分たちの集団のなかにおいたままにしておかねばならないのである。