気遣いの一日2020/05/19 23:44

今日はいつもよりさらにいろいろと気を遣った一日だった。

在宅医療をしていると、感染症に関しては訪問者であるわたしら医師も感染を持ち込む原因のひとつになりうるのでとても気を遣う。その上、訪問先が介護施設だとその影響が大きい。

午前中に特別養護老人ホームに予定外の往診、つぎにご夫婦で入居されているサービス付き高齢者専用賃貸住宅の定期訪問、午後から介護認定審査会を挟んで有料老人ホーム(特定施設入所者生活介護適用施設)の定期訪問と続いたのである。それぞれの施設では入館前に体温測定とその記録、手洗いまたはアルコールでの手指滅菌。個人のお宅への訪問のときは車の中で手指滅菌しているのだが、施設ではスタッフの目の前で所定の所作を終えなければ施設に進入できない。

介護認定審査会もほんらいの専用の部屋が三密の二要素はクリアできない為に、広い会議室を求めて彷徨している。市役所ではコロナに関係して多くの会議室がいろんな業務に使われていてなかなか審査会専用ということもできない。今日は医師会の建物にある会議室を使って開催された。この部屋もいつも使えるわけではない。今年度から審査会全体の責任者になっているのでそちらも気を遣う。えらいときに引き受けてしまった。

今日はさらに公務の当番だった。さいわいにも呼び出されることはなかったので、単なる休肝日になったのだけはよかったのであった。