在宅医療の現場はこんなんやで2009/03/05 23:29

丘の上の住民の生活階段でもある
 川西市と宝塚市の市境である。

 地図でみると、手前の道路と階段のいちばん上の道路の間に、3本の道がある。しかし、この道は、階段から延びた、いわば路地であって、もちろん車が入れるところではない。下の道路は車を駐車できるが、上の道はごく狭くて車は置けない。

 こういう場所で在宅療養をしておられる寝たきりのかたがおられるのである。

 下の道路と上のそれとは、おそらく6階建ての建物くらいの差がある。還暦を迎えた運動不足の在宅医は、上に近い路地にある患家に着いたころには息が切れ足がつりそうになっているのだ。寝たきりの患者さんの移動には決死の覚悟が必要になる。

 これが在宅現場の一例なのである。

 どやねん、お役人さま。