自衛隊阪神病院2012/02/09 22:55

私が所属している川西市医師会では「地域ケア委員会」が中心になって、年に数回「病診連携懇話会」というものをやっている。市内の基幹病院が開業医に病院を紹介するという催しである。

今日は、初めて自衛隊阪神病院が懇話会を主催した。昨年の4月から自衛隊阪神病院が一般の保険医療機関として開放されたからである。それまでは、自衛隊員と防衛省の共済組合保険の患者さんだけを診療していたのを一般に開放することになったわけである。

私はすでに在宅での緩和ケアを依頼されて入院中の患者さんに会いに行ったことがあったのだが、ほとんどの医師会員はいままで入ったことがなかったはずで、それもあってかいつもより参加者は多かった。

「東日本大震災における自衛隊の医療活動」という演題で自衛隊阪神病院長の基調講演。淡々とした講演内容だったが、お話の裏に「軍」としての規律と準備に裏打ちされた活動のすごさが感じられた。しかも、DMATや地元の医療機関を立てて自らは黒子でいいという謙虚さも感じられた。すばらしい。

病院のすぐ南側は伊丹市になるが、そこには陸上自衛隊中部方面総監部など、西日本の陸自の中枢部が集まっているが、病院は川西市域なのであって、これはわが市には非常に心強いことだと思うのだ。

自衛隊がさらに身近になった1日であった。

http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/hosp/