予防給付はどうなる2014/06/03 23:26

政府側の不手際で参議院での審議が滞っている『医療介護総合推進法案』(地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/186-06.pdf
だが、衆議院は通っているのでまあいずれ成立する。

今日はまた市の介護認定審査会であった。33例(+追加の2例)のうち15例が要支援の判定、つまり『予防給付』の対象である。上記の法案が成立すると市がそのサービスを決めることになる。

この、要支援レベルのかたは、そのほとんどが

「独居または、要支援または要介護の配偶者との高齢者世帯で、子どもはいないか多くは市外や県外に居住」

というモデルである。子どもと同居だとおそらく介護認定の申請をする必要がないていどの生活上の不自由なので、同居家族がおられる例は重度の要介護のかたと反対に少ないのだと思われる。

そして、そのレベルのかたがたに対するサービスの決定が来春から市に移管される。

審査会委員はますますストレスが大きくなる。要介護の判定になれば全国一律のサービスを受けられるが、市が予防給付のサービスを締めてきたらその差が大きくなりすぎる恐れもありうる。

介護保険制度発足からずっと審査委員をさせられているが、年々ストレスを感じることが多くなり、こんな歪んだ制度に荷担することは辞めたいとずっと表明しているのだが…。

審査会のある週は市医師会の理事会もあって、疲れる火曜日。