北摂と紀南と2013/01/26 00:03

仕事をやめたあとの住まいのつもりで4年前に建てた紀南の家は、いまの世間からみると「セカンドハウス」ということになる。しかし私と相棒の感覚は、すでにこちらが「家」で、北摂には仕事のための狭いマンションを確保しているというものになっている。ひさしぶりに白浜の家に帰ると「ただいま」と言ってしまうゆえん。

プライベートの生活の重点が紀南になっているので、友だちや行きつけのお店や遊びにいく場所はこちらがケタ違いに多い。だから休日を紀南で過ごすか北摂でいてるかで、時間のつかいかたがかなり違うのだ。言うまでもなく紀南がおもしろい。

今夜のNHK「関西熱視線」は津波の話で、紀南にいる者には喫緊の話題、念のため録画しているほど「人ごとではない」のがわが家。ここはいちおう海抜24mではあるが…。

あと1ヶ月あまりで64歳になり、この秋には当初の予定の「診療所やめる10年」になるので、ほんとはもう紀南に定住して遊んで暮らしたいのだが、私らの仕事はリタイア後はかなり経済的にはつらいと痛感していて、本業の能力と車の技能がだいじょうぶなうちは仕事をし続けていなければならないようだ。

つぎの目標は70歳でやめることなのだ。

龍神住宅が解散2013/01/26 23:30

「龍神住宅が解散 田辺市の第三セクター、破産手続き終了」 - AGARA紀伊民報
http://t.co/ZaBVLjBQ

4年前、わが家を丁寧に龍神材を使って建ててくれた会社である。完成後に和歌山県から地元材で建てた家ということで補助金もいただいた(そんなにたいした額ではなかったが、地元の木材を使った家と公式に認めていただけたのが嬉しい)。

リビングでも寝室でも龍神の巨木が屋根を支えているのがいつも見える。龍神村で数百年過ごした木がわが家の屋根を支えてくれている安心感。龍神住宅さんはこの木造建築は震度7でもぜったい大丈夫と…。

解散後もわが家を担当してくださったかたは自分で起業してあとあとのメンテはできますと言ってくださっている。

それにしても、旧来工法で丈夫で長持ちする家を建てられる業者さんが生き残れないのは悲しい。ちなみに、わが家の壁は、竹編みに土壁だ。