なじみのお店2020/07/09 23:56

明日はフレブル恬の命日。昨年の7月10日、フレブル恬は秘密結社老犬倶楽部の天国支部員に加わった。昨年のいまごろは、まさか明日そちらに所属するとは思わず、いつものように眠りについたのだった。

それはともかく(ともかくではないほどわたしらには大きなできごとだった)、ひさしぶりに馴染みのお店に遅い時間から出向いた。最初のビールを飲んでいたら、飲み仲間のお二人が来店。

席を替わっていっしょにわいわいと。三密のうちの一つを遵守していないようなあんばいであってちょっと反省である。

日付変わりに近い時間に帰宅。

熱帯か2020/07/10 23:08

梅雨のときの天気予報が難しいというのは、気象予報士の試験を受けてみようかと勉強したことがあるわたしにはよく理解できる。だから今日はずっと雨だという予報が外れたからといって文句はない。

それにしても、日がさしたらさしたでとんでもなく蒸し暑い。熱帯雨林気候かと思う。

夜になって、風呂に入って昼間の汗を流した後では、とうとう今シーズンはじめて自宅でエアコンで冷房することになった。入れてみるとじつに快適である。

在宅患者さんに熱中症の予防にちゃんとエアコンをと言っているのに、わが家ではけっこうギリギリまで辛抱している。いままではそれでしのげていたが、高齢者になったいまやあまり我慢するのもどうなのかと思う今日このごろである。

第二波2020/07/11 22:13

神戸大学の岩田健太郎教授がいまや東京は第二波だとtwitterで呟いておられた。

人数だけで判断するのはどうかと思うし、兵庫県の井戸殿様知事閣下の「諸悪の根源が東京」というのも一種のハラスメントだと思うが、それでもなおすこし注意してもらいたい。そもそも都知事はなんとも言ってることがフラフラしているように見えているのである。

もともとアグレッシブな岩田教授のご主張が過剰なのを願うばかりだ。

なにもない2020/07/12 23:38

ひさしぶりになにもない一日。

とはいえ、目論んでいた朝寝もてきとうな時刻に起きてしまって断念。雨は上がっているが天気がすっきりしないのでダラダラと過ごす。てんやさんもお休み中なのでカレーの楽しみがない。

ソフトランディング隠居プロジェクト(日本語で言え—徐々に仕事をやめる計画)もじっくりと進んでいて、週のうちかなりの日がなにもない状態になってはいるが、それでも公務や医師会の仕事を増やしているので、なかなか「なにもない」日はできないのである。

そういうわけで無駄に一日を過ごしていつものように焼酎三昧な宵である。

7月13日は…2020/07/13 22:38

今日、7月13日はちょっと特別な日である。

2000年の今日、父が亡くなった。肝臓がんだった。78歳。ちょっとまだ若かったなあ。

2004年の10月23日に家族になったフレブル恬は、あとで分かったのだが誕生日が今日だった。

そのフレブル恬は、2019年の7月10日に15歳の誕生日を目前に亡くなったのだが、いろいろ事情があって、7月13日に宝塚動物霊園でわたしら夫婦と娘一家が参列してお葬式をした。淋しい一日だった。

外回りの苦労2020/07/14 23:01

今日は朝から激しい雨だという予報のとおり、午前中はほぼずっと大雨警報も発表された北摂。雹になりそうな大粒もときに落ちてきて。

すぐ前には車を置けず、離れて駐車してしばらく歩く訪問先がほとんどという、なんで今日に限ってと一人でぼやく。

ぼつぼつスーツを取り替えようかと思っていたが、今日は雨だからもう一日着るわと出てきて正解だった。かなり濡れた。

午後おそくからは日差しが戻って蒸し暑くなったが、やはり降らないほうが外回りにはありがたい。

法要2020/07/15 22:39

父の祥月命日のお参りにお寺に行った。

この時期、例年だと暑さが厳しくて、大きな木造建築の本堂といえどもエアコンがないので、法要の間は扇風機をガンガン回しても暑いのだが、今日はどんよりした曇りで気温も低く、スーツで出向いても暑さは感じなかった。

ふと考えると、今年は父が亡くなってちょうど20年。そうかわたしが51歳の時だったか。だからまだまだ元気で、夜間に病院に付き添ったり、まだ現役だった父の大きな葬儀で母の代わりに実質喪主を勤めたりできたのだった。その母も亡くなって15年。

時のたつのは早い。

行路ケガ人2020/07/16 22:25

特別養護老人ホームの診療からの帰路、歩道に倒れている人とその脇にしゃがむ女性、周囲に血液という場面に遭遇した。

もちろん無視できないのでハザードランプを点灯して停車した。根っからの看護職である相方は車が完全に停止する前からドアを開けて倒れている人の元に向かう。出血があったので、わたしは車に常備している手袋を持って彼女に渡した。

出血は額の1cmほどの挫創からのものだった。圧迫するようにいって車から創処置の器材を持って行く。頭部や顔面は激しく出血することがあるが、適切に処置すれば止血は難しくない。さいわい意識もしっかりしていてキズだけの問題のようだと判断した。

地域がらもあるのか、つぎつぎに心配した応援の人たちが集まり、やがて救急車も到着して引き継いで離れた。

わたしらはしばしばそういう場面に当たる。というか、普通では気づかない景色に反応するのかもしれない。認知症で徘徊していて脱水でフラフラになっている人に対応したこともなんどかある。医療職の地回り(笑)としてはひとつの業務であろう。

今日の反省は、外傷に対応する器材の準備不足である。創傷処置器材をもうすこし車載しておくことにしたい。