住む人がいないと家は荒れる2006/07/16 22:15

 母が亡くなって10ヶ月になります。6年前に亡くなった父と、母の命日の法要で1ヶ月ぶりに母の家に行きました。

 近くに住む弟夫婦が母の家に風を通してくれていますし、仏壇があるので、母の月命日、父の祥月命日にはお寺さんに参っていただいて、私もほとんど参列していますが、やはり家というものはつねに住んでいる人がいなくなると、なんとなく荒れてくるものです。

 母は要介護3までなって、さいごのころには使う空間も限定されたものになっていましたが、それでもそれなりに生活のにおいがあって、家が家として存在感を持っていたものの、無人になるとまるで抜け殻という感じになっています。

 建物としての家は弟が引き継ぐことになっていますので、このまま朽ちることはないのではありますが、やはり家というものは生活を含めた生きたものであると再認識しているところであります。