義援金とか寄附金とか…2011/10/17 23:55

東日本大震災や紀伊半島の颱風被害など、大きな災害が続いて、しかしとりあえず災害に無縁で平穏な生活を続けていられた私たちは、すこしでも被災されたかたのためにということで、義援金や寄附をしようと思い立つ。

現に私は3月には最近ではないけっこう高額の寄附をした。

阪神淡路のときにも問題になっていたようだが、しかし義援金や寄附は集めるのは簡単だが分配するのは難しいらしいことがよく分かってきた。

せっかく震災直後の、きっとみなさんはお金がいるやろと思って迅速に寄附したのに、その後の報道などを見ていると、ひょっとしたらまだすべてが配られたわけではないのではないか。そして、大きな組織、それは寄附する側から見れば、安心できる組織だったりするので、ついそういう組織に寄附を預けたりするわけだが、じつは結果として大丈夫か、と思うようになってきた。

先日、秋の赤い羽根共同募金ということになって、医師会執行部も自動的に一人数百円と徴収されたりしたのであるが、なんか変ではないか。

ともかく、今年は、いちおう善人だと思っている私は、組織に寄附金を預けることにきわめて懐疑的になった年であった。尊敬する複数の元気な人たちは、自ら東北の被災地に出向いて、直接義援金などを手渡してきたという。それも震災から早い時期に、だ。

なにかいい方法はないものなのかねえ。