人材、予想どおり薄まってるよぉ>介護現場2013/06/03 23:21

かつて介護保険制度が始まる前、まだまだ私は元気で、依頼された「講演」などでいろいろお話していれば、聴きにきてくださっているみなさんには問題意識を持っていただけるものだという幻想をもっていたころ。計算上、政府の目論見からすると、介護される高齢者が増えるのは自明だが、介護に当たる専門職もみるみる必要になるが、そんなに介護の仕事をする人がいますかねぇと言っていた。

この数年、もちろん高齢者、要介護者が激増しつつあるので、どんどんと施設が増えている。オカミは、そういう施設数などでの充足がどうのと言っておるが、それはちゃうやろ。

箱モノはなんぼでも造れるが、それを動かす人材はどうよ。

仕事がないからといって、ハローワークで介護の仕事ならなんぼでもありますよなどと言っておるようだし、実際に求人は多いようだ。

しかし、仕事はきつくてけっしてきれいではなく、なおかつ給料は安くて景気がよくなっても上がる見込みはない。介護の仕事が好きで好きでというモチベーションの高い人がそれほど多いとは思えない。

そういう予想をしていたら、私の想定よりはるかに早くに人材の枯渇がきているようだ。でもしか介護職はハタで見ていて腹立たしい。しかし、そういう人たちに預けるしかない家族関係というものもあって、しかもこれは今後ますます指数級数的に増えるわけだろ。どうすんの。

私が要介護になったころには、ロボットが介護してくれるのかなぁ。私はそのほうがいいとさえ思う、今日このごろ。

コメント

_ ma ri mo ― 2013/06/04 21:58

10年近く介護職の教育にどっぷり浸かっていると、wando先生の想像以上のものが見えます。

_ wando ― 2013/06/04 23:56

私は現場で感じていますが、教育の場は今後の予想にもなりますな。

どうなるのでしょう。

_ らいあ ― 2013/06/05 20:04

介護施設の人材不足は深刻です。
辞めるに辞められないくらいです。
早く65歳になって田舎暮らしがしたいです。

_ wando ― 2013/06/05 22:47

らいあさん、おひさしぶりです。

できる人材は取り合いになっているし、かといって新規参入の事業者にもいろいろ問題ありそうなところも少なくないしまあ、厚生労働省の机の上や会議室では見えないでしょうけど。

トラックバック