べんきょうがっこう(勉強学校)2014/02/25 21:59

テレビ大阪の、中川家さんがやっている家電量販店のCMを見るともなしに見ていたら中川家礼二さんが「べんきょうがっこう」と突然言った。

ほとんど忘れていた言葉だ。

大阪の、ある世代の者にしか通じないのではないだろうか。そういうローカルな言葉はまだまだいろいろあるはずだが、半世紀以上もたったら子どものころの言葉はほとんど忘れてしまった。それでも今夜のように耳に入ると、心は一気に時代を遡るのだ。

想像はつくだろうが「べんきょうがっこう」とは今でいう塾のことだ。もっとも、当時の塾は自宅の一部屋に奥行きのない机と堅い長いすを数列並べたようなものだった。家の近所の元教員や代理教員の自宅。

で、私にはその延長上に、伝説の「伸学社」があるわけだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%B8%E5%AD%A6%E7%A4%BE

それはともかく、「べんきょうがっこう」という死語を久しぶりに聞いたので、その当時の言葉を思いだそうとしているのだが、これがなかなか難しい。近記憶は衰えても昔の記憶は残るといわれているのに…。

小学校で同級の隣の酒屋さんの女の子は三女で「こいこいさん」と言われていた。放課後は「べったん」で遊んだ。夏に向かいのお好み焼き屋さんで「氷だんご」を買い食いして母に叱られた。駄菓子屋さんで毎日のように買っていた、筋目に沿ってうまく割れたらオマケがもらえるお菓子はなんといったか…。

こんなことを懐かしむようになったのは年をとった証左でもあるわなあ。