在宅医療のひずみ2018/03/12 22:32

在宅医療を担っている医者のデータがある。

問題になる2025年にそれがそのままならどうなるかというと、医者も当然歳をとるわけで、若い医者がちゃんとしてくれなければわたしのように訪問診療が困難な在宅医が増える。通院が困難な患者さんに訪問する在宅医療、訪問が困難な在宅医、シャレにもならん。

たまたまわたしのところは、この1月に同じ意識をもった医者が開業してくれたので安心しているところだ。

それはそうと、高齢化社会であるから在宅医療や在宅看取りが…という話が、ときどきがんの在宅緩和ケアとすり替えられる。

標準治療が終わったらがん治療病院の出番は終わったということは、医療者は理解できるものの、しかし病院に捨てられたと感じている患者さんが少なくないことに、がん治療医はよく知っておいてほしい。

ずっと昔に広言していたフレーズを再開しようかね「趣味の在宅医療」。