わんどの身辺雑記

宝塚のわたしのマンションは海抜100mあまりの山の上にあって、リビングから大阪平野を見渡せるという恵まれたところにある。もっとも、最寄りの駅からは直登する急坂なので、距離のわりにはたいへんな道のりだ。

春になると、昔は「春霞」などと風流なことを言っていたものが、いまやそれがじつは大気汚染だったことになって、しかし見晴らしのない町中ではなかなか分からないものではあるものの、視界の開けたところから眺めたときには息が詰まりそうになる。

ここ何週間か、わが家では洗濯物を外に干せないでいる。とても天気がよくて絶好の日和なのに見える景色で躊躇するのだ。わたしの車ではずっと換気せず循環モードでエアコンを動かしている。

そのうえ、大気の測定ポイントのデータをiPhoneでチェックしているので、はっきりと数値として出てくる。神戸に行くときに阪神間のデータを見るとちょっと驚く。いっぽう、白浜に帰ったときには、みなべ町のデータではあるが、空気が汚れていることは少ない。

今週はずっといい天気が続くようだが、きっとますます空気が悪くなる。今日はわが家から直線距離で数キロの大阪国際空港の滑走路が見えなかった。明日は猪名川河川敷が見えるだろうか。