退院前カンファレンス2018/03/23 23:45

今日の午後、回復期リハビリテーション病棟から退院されるかたの退院前カンファレンスがあった。

あちこちのカンファレンスに出向いているが、それぞれの病院の色が見えてじつに興味深い。個人的な感想としていうと、急性期の病院ほどカンファレンスには熱心だ。

意地悪な目で見ると、なんとか早く退院してもらいたいというので、できるだけ在宅チームにいい印象をという意識が働くのかもしれないが、しかしおそらく医療的なサポートの必要性が大きい状態で帰すことが多いからだろう。回復期や療養型では病状は落ちついていることが多い。それほど気を遣わずに在宅移行ができるということなのかもしれない。

診療報酬では、退院前カンファレンスをして「退院前共同指導」という請求のしかたがあって、病院とわたしらのような在宅診療所の双方が算定できる(算定すると診療所では初診料は算定できない)。しかしリハビリテーション病院は制度上それを算定できない。そのあたりがモチベーションに影響したりしていないことを願うのである。