フェスティバルリサイタルホール2008/05/24 21:39

フラットでシンプルな客席である
 年に一度の「COML医療フォーラム」がいつものフェスティバルリサイタルホールであった。収容約600名という、大阪では歴史のあるホールである。最近の新しいホールに比べて設備関係やシートなどのアメニティはさすがに見劣りするものの、開催側としてはなかなか使いやすいホールである。

 しかしここを使うのも今年が最後になる。

 1958年に大阪では、というより全国でも有数の音楽ホールとして開館したフェスティバルホールと同時にできたこのホール、当初は同じビルにあった朝日放送の公開放送用の「ABCホール」と称した。1966年に朝日放送が福島区の新社屋に移転して新「ABCホール」ができたときに「SABホール」と改称、私にはこの名前がいちばんなじみがある。バブル期にホールの大改装があってから再度現在の名前に変更されたという。

 その朝日放送はこの5月に福島区の旧大阪大学医学部付属病院跡地に再び新社屋を造って移転、そしてフェスティバルリサイタルホールの入っている新朝日ビルも2010年から工事にかかって39階建ての高層ビルに建てかえ、そのため今年いっぱいで新朝日ビルが取り壊されるのである。開館からちょうど半世紀。

 そういうわけで、今日は館内の写真を何枚か撮影してきたのである。