わんどの身辺雑記

　中国の地震に政府の緊急医療チームが派遣された。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/080520/chn0805201912018-n1.htm

　私の数少ない医者の友人に、緊急医療チームに登録している整形外科医がいて、今月になってひさしぶりにいきつけの「きし」さんで邂逅して痛飲したばかりであった。彼は私よりは一回りほど若いのだが、その仕事のこともあってかいまだ独身である。男前だし気持ちのいいヤツなので、若いころからきっとモテたと思うのだが、五十路前になるまで独りで暮らしている。

　いまさらではあるが、私ももうすこし若ければ、彼のような仕事を一度は経験してみたかったと、いまになっては思うのである。もっとも、容貌に似合わず恐がりである私は、いつ余震がくるか、地震ダムが崩れるかというような危険な場所で冷静におれるかちょっと自信はない。

　自分に仕事が回ってくるような事態は不幸なことだと言いながら、でもヒマだとちょっと寂しいと淡々と話す彼を思い出して、今回のチームも無事に任務を遂行してきてほしいとじつに思うのである。