リムジン<チキ>バス2008/05/01 22:48

ひときわ派手。
 夕刻から大阪市内にあるCOMLの事務所に向かうべく阪神高速空港線に乗る。予想通りの豊中南-塚本渋滞6キロのさなか、左車線になつかしい色合いのバス。

 10年近く前に住んでいた池田市のマンションと駅を結ぶ路線に「チキバス」が走っていた。チキンラーメンは池田市が発祥。しかし、つい最近、創業者の安藤百福さんが亡くなり、その影響かどうか、日清食品は本社を東京に移してしまった。チキ(阪急)バスもちょっと見なくなっていて、ひょっとしたら長らくの就役でお役ご免になっているのかもしれぬと思っていたところ。

 大阪空港交通、いわゆる空港リムジンのバスで、これなら阪神間を縦横に走る可能性がある。渋滞で退屈ななか、ほぼ並行してずっと走って、ちょっと気分がよくなったのだった。

無神経にもほどがある2008/05/02 23:01

「後期高齢者保険料通知 木更津市に苦情相次ぐ」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20080501-OYT8T00840.htm

 市役所で誰も思いいたらなかったのが絶望的だと思う。細かいことかもしれないが、お役所の感覚が如実なような。

 昨日、私の診療所のある市の広報の担当者から電話があった。じつは、5月に出る市の広報紙に原稿を医師会経由で依頼されて、4月初旬に入稿した。昨日の電話は、広報紙のモデルチェンジがあって原稿の字数が少なくなっている、ついては校正のときに驚かれてはいけないのであらかじめお知らせしておく、というものだった。

 は? てなもんである。
「字数が減るなら先に言ってくれ。それでなくても600字などという短文にけっこう微妙な話題を書くのに推敲にくろうして誤解のないようにしたのに」と私。
「字数が減るならなんでそれを言っておいてくれなかったの」
「決まったのは昨日なんです。だいじょうぶです。内容が変わらないように短くしましたから」と担当者。
ほんま、切れたね、私ゃ。
「校正がきて、文章が私の主旨と変わっていたら掲載を断ることもあるからね」と私。
「内容は変わってませんから」と担当者。
「変わってるかどうかは著者である私しか判断できないのだから、あんたが言うことではないやろ」
「そんなことないと思いますけど」
「それなりの原稿料をいただく商業雑誌に何度も書いてるけど、こんな無礼なことを言われたのは初めてである。ともかく私の署名原稿なのだから勝手に手を入れて私の主旨と違っていたら掲載は拒否する。広報紙には勝手にアナをあければいいから」

 直後に医師会に掲載拒否することがありうると連絡はしておいたが、いやはや今思い出してもかなり腹がたつ。二度と川西市の広報紙には原稿は書かないし、ブログその他でこういう「無神経」は暴露してやる。もうバラしてるけど。

 イナカ役所のドタマの悪い役人ほど始末に負えないものはない(怒)。

あ、憲法記念日やったんや2008/05/03 22:44

 在宅緩和ケアの患者さんがおられるので、もともと予定はいれない土曜日だったが訪問診療に出向き、そのあと祝日なので午前中だけ治療しているということで、いつもお世話になっている治療院に行って施術を受ける。行程はとんでもなく変な渋滞があってイライラさせられるが、まあ世間は連休だからしゃーないか。

 昼前に診療所に戻ってレセプト作業。今期の後期高齢者医療保険制度の新設に伴ってレセプト作業にも変更がたくさんあって、いつものような簡単な作業ではすまない面倒くささにイライラさせられるが、でもまあ法律だし従わないとオマンマの食い上げになるのでしゃーないか。

 ようやく作業が一段落したのが午後4時前。診療所に配達されている神戸新聞朝刊をやっと手にする。トップは世論調査。福田政権の支持率が20 パーセントを切ったとか。それはまあそうだろうと思いつつ、さて、今日は憲法記念日だよなあ、新聞やネットのニュースサイトで「憲法」の単語をほとんど目にしてないなあと、夕刻近くなって気づく。

 マスコミのみなさんに言いたい。あんたらなんなんや。今日の休日は憲法記念日なんやで。新聞もテレビも、もうほとんど「憲法」のキーワードはなかったよね。

 私は昔憲法擁護、いま改憲論者。こんなことを個人の吹けば飛ぶような日記でしか書かない今はなんなんや。

山火事!2008/05/04 22:02

写真では好天の雲のように見えるが恐ろしい煙
 正午ごろ、暑くて開け放した窓から鐘を伴わないサイレンがいくつも聞こえてきました。しかもその走行時間がかなり長い。経験からこれは山火事かと直感しました。

 数年前、自宅マンションのある山の尾根続きからの出火が2日以上燃え続き、近隣の住宅地の避難騒ぎがあったあと、毎年のように春先から初夏にかけて山火事が頻発しました。そのなかには放火があって、これはたしか容疑者が特定され、最近は不審火は減ったはず。しかし、周辺の山にはハイキングコースが縦横にあって、おそらくタバコの不始末によると思われる失火も少なくありません。

 そういう状況なので、消防車が鐘を鳴らさずに走って(ということは現住家屋火災ではない)、しかも長い時間サイレンが聞こえる場合は山火事の可能性が高いということが分かったわけです。

 で、当然というか、これはあまり大きな声では言えないことですが、普段はエアバンドを聞いている受信機の周波数をそれなりに切り替えましたら、なにやら山火事はすぐ近く。恬と週に一度くらいお散歩に行く公園のあたりだということが分かりました。これは心配(野次馬の血が騒いだわけでは、ありません、たぶん)。

 「邪魔になったらあかんよ」というパートナーの声を聞きながら車を出して3分。見慣れた公園の入口にたくさんの消防車とパトカー。直接見えない高みの向こうに白煙(写真の矢印部分)。20分ほど見ていましたら、幸いにも煙は見えなくなり、大音量で流されている宝消本部(ほうしょうほんぶ)の無線でもこれ以上の応援不要との交信。やれやれと安心して帰ってきましたが、現場近くでのご近所さんたちのお話ではやはり最近整備されたハイキング道の脇での出火らしいと。

 山道歩きながらタバコはやめてほしいですよ、ほんと。

私が仕事しても…2008/05/05 14:58

 連休は移動に苦労します。予期せぬ場所で混雑・渋滞が発生、大規模DIYショップの駐車場待ちなど、ふだんはありえない。先月末にはガソリンスタンドのところでちょっとだけ混雑しました。

 予定時刻を過ぎてようやく患家に行き、診療して処方箋をお渡ししたところで、調剤薬局が他の病院や診療所にあわせて休みというのがほとんど。連休明けまで薬を受け取れません。こういう事態も予測して、一回ごとにあるていどの日数の余裕をみて出しているので実害は少ないはずですが、祝日に仕事をしていることに抵抗はないものの、これにはちょっとイヤな感じがします。

 明日で黄金週間も終わってようやく日常になります。

こんなニュースは必要か2008/05/06 13:23

 たまたま普段は褒めることが多い大阪の朝日放送テレビをニュースの例としてあげる。

http://webnews.asahi.co.jp/abc_2_003_200805060501005.html

 きっとみんな感じていると思うのだが、年末年始や連休やお盆になるとこの種のどーでもいいニュースが、まあテレビだけでなく新聞でも報じられる。人と器材と時間と電波のたいへんな無駄だと思う。

http://www.ytv.co.jp/press/mainnews/108782.html

 外国に行ってきたという記憶が残るかどうかさえ怪しい幼児連れにインタビューしたり、何日間休みだったかと問うたり、そんなことはワシらにはまったく無関係だし。それを見せて羨ましがらせたいのか、嘲笑させたいのか、感心させたい(まず無理だろけど)のか。

 同じ季節もんでも、
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=145305
だと、そうか白浜では海開きしたんだ高速もできたことだし来週でも行ってみようかと思う人がいたり、
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0001011040.shtml
なるほど子どもの日にこういう行事があるなら来年はうちの子どもを連れて見にいくかなどと考える人もいるかもしれぬ。いないかもしれんけど。

 無駄なニュースを流す感覚ってのはいったいなんなんでしょうかねえ。

パンダの「貸与」2008/05/07 16:39

 「貸与」って言葉はこっちでマスコミが言っているだけかもしれないけど、「貸し与える」ってそんな高飛車にくるならべつに借りなくてもいいから、と思ってしまう。

 一部では、ちょっと弱っているリンリンが普段は食べない冷凍餃子を食べて寿命が縮んだのではないかなどという噂もあるが(嘘)、なんだかほんとにタイミングがよすぎる。リンリンが生きながらえていても、元気なパンダがいないからとのことで「貸与」になったのだろうか。

 ともかく、今回の首脳外交、なにからなにまで白々しいことこのうえなし。大阪が不便になるのは9日の夕刻から10日の夕刻までらしいが、ちょうど私はその間は所用でこちらにはいない。一般人のための4発ジェットの乗り入れは規制している大阪空港へB747が離着陸するシーンを見られないのはちょっと残念だが。

だれにとって『もったいない』んだ2008/05/08 19:18

 食べ残しの使い回しは『もったいない』からだという。『もったいない』の大安売りの体だが、そもそもマータイさんがあらためて教えてくれた『もったいない』はぜんぜん意味が違う。

 当該料亭の『もったいない(偽)』は、要するに会社が<損する>というもったいなさだろう。そんなものは資源を大事にするというようなレベルの高いものではなかろう。一般家庭で余り物を弁当にしたりするのは『もったいない(正)』だからなのは言うまでもない。

 それにしても、だ。食べ残しの使い回しの料理をありがたがって食べていた人たち、気の毒というか滑稽というか…。

 当該料亭のささやき社長は「食べ残し」とは表現しないでほしいとプレスに注文をつけたらしいが、いったん盛りつけてお膳に出したら、客が手をつけていなくてもそれは「食べ残し」というのである。そしてそれは調理しなおしていても「使い回し」というのである。

 退場しかないな。