テレビ放送2017/07/25 23:36

東京でNHKがテレビ放送の実験局を始めたのは1950年。わたしが生まれた翌年である。そして本放送が1953年。

大阪での実験局開局は1951年で本放送は1954年に始まっている。

http://www.nhk.or.jp/osaka/station_info/ayumi/

わたしの母方の祖父は苦労して財を成した立志伝中の人で、しかも新しいことには貪欲なおっさんだった。建築業で成功したが、はじめから公共工事には関わらないというヘンコであったが、つまり権力に阿ることがなかった。

それはともかく、テレビ放送が始まったころは、受像器は舶来ものしかなく、車も買えるような高価なものだったはずだが、祖父の家には鎮座していた。わたしはテレビ放送の始まりからテレビになじんでいたのである。

いまやテレビメディアはいろいろ批判され、「テレビは見ない」というかたも少なくなく、受像器そのものがないご家庭もあるようだ。でも、わたしは自宅ででも、自動車ででもほとんどテレビを視聴している。

「生まれたときからテレビがある」とか「ものごころついたときからネットがある」とか言われるが、わたしの場合は「テレビといっしょに年をとってきた」のだ。わたしはNHK大阪のテレビが始まったときから見ている。黒柳徹子さんがお姉さんのときから知っている。

軽々にテレビがあかんと言わないでほしい。堕落した番組のなかにもまだまだ光る放送は残っている。まじめに地道にテレビ番組を作っているかたがたのことは知っておいてほしいと思う。

わたしは生粋のテレビ世代だと宣言し、これからもテレビに期待しておくので、心あるご関係者はますますがんばっていただきたい。

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