世界禁煙デー2018/05/31 22:59

毎年5月31日は世界禁煙デーである。

WHOにより1988年4月7日を「第1回世界禁煙デー」と定められ、その後世界禁煙デーを毎年5月31日とすることとされて1989年以降この日に実施されているという(Wikipediaから)。

同じころに「禁煙推進医師連盟」が設立されて、わたしは創設時から会員になった。この組織はその後「日本禁煙推進医師歯科医師連盟」へと発展して今にいたるが、なお、わたしは途中でやや方向性に疑問をもって会員継続をやめたので、いまは会員ではない。

そのころからみると、いまや喫煙をめぐる環境は激変している。喫煙者は気の毒なくらい肩身が狭そうである。

わたしが禁煙運動に距離をおいたのは、元来の「つるむのが嫌い」というのもあったが、いわゆる市民活動によくあるような、原理主義的な息苦しさがいやなこともあった。喫煙はあんたの健康を害する、周りの人に迷惑だということの強調には馴染めなかった。

わたしが患者さんに禁煙を勧める理由は、これからどんどん吸いにくくなるからやめたらぁというものである。

18歳から喫煙していて、40歳できっぱりやめた、ある意味では禁煙原理主義の権化のようなわたしが、それでも喫煙者には恫喝や強迫はしないと決めているのである。そうやってきても時間を経れば喫煙をやめるかたが徐々に増えてきている。

世界禁煙デーには、まあいろいろと思い返すことも多い。