百か日2006/02/19 21:45

 昨年11月に亡くなった母親の、月命日兼百か日法要をしました。百か日にはすこし早いのですが、私たち三人兄弟のみんなが日常生活に追われて忙しく、親戚の長老がたからはたぶん顰蹙だと思うものの、やはり生きていかなくてはならない者らの都合を優先せざるをえずということで、お寺さんにも無理を言って日曜日に集中することにしています。

 それにしても、もう百日近くたってしまったのだなあという感慨を持ってしまいます。もともと重い病気を持っていたものの、介護保険をフルに利用して独居していた母が、ほぼ一日で逝ってしまったときには、覚悟はしていたというものの、なんとなく気が遠くなるような非現実感にまいりましたが、その日からもう仕事に追われ、自分も生まれて初めて入院せざるをえない状況になったりして、ほんとにめまぐるしい三ヶ月でした。

 人間の一生というのは、こういうことをずっとくりかえしつつ、気づいたら自分がお浄土にいたということになるのでしょうか。ちなみにわが家の宗派はお東さん。しかし、話は変わりますが「善人なおもて往生す、いわんや悪人をや」とはいうものの、最近の悪人を見てますと、親鸞はん、歎異抄でそう書いてはりますけど、ほんまでっかぁと言いたくなります。ほんま…。

 南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。