訪問看護ステーションのこと2016/07/05 22:29

私は在宅療養のカナメは訪問看護だと、昔から本気に思っている。そもそもいくつかの訪問看護ステーションの立ち上げにかかわってもいるので、訪問看護師さんにはぜったいがんばってほしいし、訪問看護師さんたちを軽視するような在宅医は軽蔑している。

いっとき、わが市では訪問看護ステーションが激減して、大きな医療法人の複数のステーションがなんとかがんばってくれていた。その後、個人や社会福祉法人系などのステーションが新たに立ち上げられて、いまはみなさんががんばってやってくれている。医療法人のステーションは、後出しのような「集中減算」の嵐に見舞われて、がんばるほどに売り上げから減算されるというようなことになっているのは、人ごとながらじつに気の毒である。

それにしても、私のようにあとがないような診療をしていると、訪問看護ステーションがバックにいてくれるのはたいへんありがたい。

でも、がんばりすぎて燃え尽きないように、ほんとに気をつけていただきたい。継続こそ金である。

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