ふと寂しくなるのだ2017/06/11 22:51

録画していた「好きな番組」を、地上波ではろくなものがないので立て続けに見ていると、ふと寂しくなるのだ。

アラ古希になって、もっといろんなものを食べたかったなあ、もっといろんなところに行きたかったなあ、もっといろんな仕事をしたかったなあ、と。

食べたいものがまだまだあるのに、歯が悪くて、文字どおり「歯がたたない」ものが増えた。行きたいところがいっぱいあるのに、体力を考えるととても無理だと諦めなくてはならない。金もないしね。

医者というのは、いまになってみれば「それしかできない」不自由な仕事だったなと思う。ともかく世間知らずだ。そうならないように気張ってきたわたしでさえ、やはり世間知らずだと思う。

せめて「孤独のグルメ」を見てワシワシといっぱい食べた気になったり、堤真一さんがアイスランドを訪れている番組をみて死ぬまでに行ってみたかったなあと思ったり、そんな想いを今夜もしているわけだ。

未練は断ったはずだが、やはりときにはふと寂しくなるのだ。

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