猫が好き2006/02/17 23:23

 ここのところあまりに殺伐とした世相なので、ちょっと罪のない話題(それにしても今日の滋賀県の事件はたまりませんねえ)。

 うちのフレンチブルドッグの恬は、なぜかとっても猫が好き♪

 午後になって突然強烈に寒さがぶりかえした今日の夕方のお散歩で、恬の前方を野良猫さんの夫婦(と思う)が道を横切りました。もともと猫にとても興味のある恬は、とうぜんのことながら彼らを目指して突進。しかしいかに恬が早足とはいえ、錬磨の野良猫さんに追いつくわけはありません。しかし、先日らい膝を痛めて多少動きに制限のある五十路後半オヤジは、その勢いに引っ張られて転倒しそうになったのでありました。

 散歩中に犬を見たら立ち止まって固まる恬ですが、なぜか猫を見ると追いかけにいきます。ひょっとしたら耳が立っていて、鼻が短い自分の容貌を知っていて、ワシは猫だと思っているのかもしれないとさえ思えます。

 それにしても80キロ近いおっさんがたかが10キロあまりの中型犬に引きずられる図は情けない。それほどまでに猫が好き?

ラスク2006/02/18 23:03

 自宅の近くに小さなパン屋さんがあります。近辺では知る人ぞ知る名店でして、ウチのパンと卵(そのパン屋さんが製品に使っている地鶏の卵をパック詰めにして分けてくれている)はほとんどそこで求めています。

 小規模ですが、プリンやチーズケーキなどのお菓子も作っておられていて、以前からいつも隅に並んでいるラスクも気になっていました。今日の夕方、明日の朝食用のパンを買いにいったとき、ふとラスクも手に取りまして、初めて買って帰りました。

 私のところの朝食は基本的には和食なのですが、週に一度くらいパン食のことがあります。とくにいま、じつは米が切れていまして、数日前から物置で何年かたった古米を食べています。パラパラで美味くないんです。だから明日はパン。

 ラスクのことでした。いやー、ラスクなんか食べたのは何十年ぶりでしょうか。子どものころ、父がよく仕事帰りに買って帰ってくれまして、硬いパンの表面のクリーム色の砂糖部分がほの甘くてかなり好きなお菓子でした。当時の父のおみやげは、ラスクのほか、タルトやカリントウ、釣鐘饅頭、箱寿司(大阪寿司)とか、出張に行ってきたら中村屋の月餅(げっぺい)、鹿児島のかるかんまんじゅう、富山の鱒寿司などを覚えています。これらはいまでも続いている食べ物で、いまはあまり甘いものは食べませんが、たまに目にするとなつかしくてつい食べてしまったりします。

 いろいろとおいしいものがでてきていますが、やはり子どもの頃の記憶というのはすごいものだと、半世紀以上生きてきて実感したりするのでありました。

百か日2006/02/19 21:45

 昨年11月に亡くなった母親の、月命日兼百か日法要をしました。百か日にはすこし早いのですが、私たち三人兄弟のみんなが日常生活に追われて忙しく、親戚の長老がたからはたぶん顰蹙だと思うものの、やはり生きていかなくてはならない者らの都合を優先せざるをえずということで、お寺さんにも無理を言って日曜日に集中することにしています。

 それにしても、もう百日近くたってしまったのだなあという感慨を持ってしまいます。もともと重い病気を持っていたものの、介護保険をフルに利用して独居していた母が、ほぼ一日で逝ってしまったときには、覚悟はしていたというものの、なんとなく気が遠くなるような非現実感にまいりましたが、その日からもう仕事に追われ、自分も生まれて初めて入院せざるをえない状況になったりして、ほんとにめまぐるしい三ヶ月でした。

 人間の一生というのは、こういうことをずっとくりかえしつつ、気づいたら自分がお浄土にいたということになるのでしょうか。ちなみにわが家の宗派はお東さん。しかし、話は変わりますが「善人なおもて往生す、いわんや悪人をや」とはいうものの、最近の悪人を見てますと、親鸞はん、歎異抄でそう書いてはりますけど、ほんまでっかぁと言いたくなります。ほんま…。

 南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。

ブロードバンド2006/02/20 23:30

 私の診療所は2年半まえの開業当初から電子カルテを使用していまして、そのシステムは、インターネットに設定したVPN(Virtial Private Network)を介してサーバーにつないでいるものです。

 もともとはFTTH(光ファイバー)回線を想定しているシステムなのですが、私のところは某みかかの不手際のためにFTTHが引けず、高速ADSL回線で運用を開始しました。

 当初は朝の9時すぎと、夕方の4時前後に回線速度が極端に低下し、ときには仕事にならないときもありました。アクセスが集中すると速度が低下するのは、ベストエフォート型回線ではやむをえないことで、昨年はじめごろはFTTHの営業も多かったので、いっそのこと乗り換えようかとも思いました。

 通常のインターネツト接続であれば、速度の速いFTTHに切り替えていたかもしれませんが、VPNが絡んでいるために、また数十万円の工事費用が必要になるということで、とりあえずそのままADSLを使ってきました。

 ところが、最近は回線速度の低下をほとんど感じなくなっていまして、よく考えますと、FTTHの普及に伴ってADSLのユーザーが減り、したがって繁忙時間帯にもアクセスが集中することもなく、空いた47MタイプのADSLが混んだ100MのFTTHに匹敵する速度をつねに出せるようになっているのかもしれません。これはまさにタナボタ的な現象かと思えます。そういえば回線不調で再接続という事態もほとんどなくなっています。

 だいたいが新しいモン好きの私ですが、お金がもったいないという動機があったものの、古いシステムを続けていて結果オーライとなった希有な経験であります。

 とうぶんADSLを続ける予定。

ランドセル2006/02/21 23:00

 いまの時期になりますと、テレビでランドセルのコマーシャルをよく見ます。ランドセルも進化していて、色やデザインの違いだけではなく、機能的にも改良されたものが出てきているようです。もっとも、キッチュといいますか、あまりにも奇抜なものもあるのは、勉強机と同じ。

 考えてみますと、私も就学期の孫がいる世代になってしまいました(私にはいまのところ幸か不幸かおりません)。孫にランドセルを買ってあげるというのが世間の常識なのでしょうか。

 私の子どものころはどうだったのか、じつは記憶がありません。革の上等なランドセルを子どもに買い与えるほど、当時の日本は豊かではなかったし、ランドセルというよりも布製の背嚢というようなのがあったような記憶があります。

 そうして、いまやひどく豊かになった日本では、その背嚢のようなバッグに近いものが、あるメーカーのタグがついていると「ブランド」と化しているわけです。

怒涛のファックス2006/02/22 21:31

 診療所には、個人でやっている事業所にしてはたくさんと思われるファックスが届きます。

 訪問先の患者さんや訪問看護ステーションからの、緊急でない連絡をファックスでしてもらうことにしているのもありますが、腹のたつのはダイレクトメールファックスです。

 e-mailのスパムは、うっとうしいことと、トラフィックやサーバー負荷が増えるという問題はあっても、経済的な損失はあまりありませんが、ファックスの場合はまず紙がもったいない。うちのファックス受信は複合機で、インクジェットプリンタなので、太いフォントや図ををふんだんに使ったダイレクトメールはインクの無駄でもあります。なんとかならんかと思いますが、番号指定で着信拒否などは、ナンバーディスプレイの回線にしなければならないのでしょうか。

 用件ファックスでも、必ず表紙をつけてこられるのは、うーん、ある意味ではエチケットと思われているのかもしれませんが、数十枚も送る場合はともかく、本文の2枚目に5行くらいしか書かれていないと、表紙の下に書くのが相手への配慮じゃないかと思ったりもします。

 それより、ここで書いてもしかたありませんが、訪問看護ステーションや居宅介護支援事業者は、やはりすべてe-mailで連絡がつくくらいのIT化はしていただけないかと思う今日この頃。

楽しみにしていてください、が多すぎる2006/02/23 18:54

 日本のお家芸に「根回し」と並んで「先延ばし」というのがあると私は思っていまして、まあ私自身も「根回し」はほとんどしないけど、「先延ばし」はよくしてきたと思いますし、これからもしそうです(恥)。

 しかし、このちょっと情けない「先延ばし」は、最近は聞こえのいい「楽しみにする」に変わりつつあるようです。今回の民主党永田議員の予算委員会での質問に端を発したメール騒動での、前原民主党代表の「(党首討論を)楽しみにしてください」が典型的かな。時間がたてばなんか変わるのではないかという、先に延ばせばなんとかなるかも心が言わせた言葉ではないでしょうか。

 そういえば、メダル期待してちょーだいJOCや、いまのところ好調ではありますが「できてしまえばなんとかなるさ」K空港とか、パチンコのメッカにしてOドームに客集めるたるでいのタクシー会社長(これは頓挫しましたね)、もっともOドームについてはその前に作ればなんとかなると考えた大阪市があったわけですが、まあいっぱい上げられます。

 私はもうこの歳ですから、マスコミや政治家さんの「楽しみにしてください」には期待しなくなっていますから、冬期五輪もたいして見てないし、民主党に次の弾はないだろうと冷めていましたが、多くの人たちは楽しみにしてしまっていたのでしょうね。

 乗せられるフリだけならいいのですが。

ワンセグ携帯に換えた2006/02/24 20:10

 私が現在メインに使っている携帯電話はdocomoのmovaですが、サブ機のAUは、阪神淡路大震災前の関西セルラー電話のモトローラ製の大きなものから番号を引き継いでいる伝統あるものです。携帯電話をとりあえず2台持っている必要はないといえばないのですが、カメラ付きでないものがdocomo にしかなく、また伝統の番号を手放したくないのでAUというので、未練たらたらで持ち続けているわけです。どちらにも家族割引がぶら下がっているという事情もあります。番号そのままでキャリアを変えられるようになるのは今年の秋からでしたか、そのときどうしようとは思っていたのですが、つい先日から考えていた、ワンセグTV付きの最新機種に換えてしまいました。

 まだきたばかりなので多くの感想を書くことはできませんが、この地デジのスキマを使っているTV放送、予想をはるかに上回る安定性があります。液晶画面が小さいこともあって、画像もかなり美しく感じます。

 カーナビのついていない私の車では、EZ-naviとともに、車内での利用も期待できそうです。

 まあ、そうまでしてテレビを見ないでもという感じもしますが、阪神高速などの渋滞では、テレビのニュースショーなどでけっこうイライラが和らぐことが分かりまして、そういう用途も考えてのことでした。地デジは川西市では見えない地域が多いので、そのあたりはすこし不満ではありますが、カメラ・ナビ・テレビ・FM・メモリーオーディオ・携帯ブラウザをまとめて持ち歩くと考えて…(あ、電話機能もあったのだった)。