やはり危機管理(防災の日に)2016/09/01 22:44

昨日のグループホームでの悲劇の話の続きだ。

その後報じられているところを見れば、やはり危機管理が甘かったのではないかと思う。現場はたいへんだったことは間違いないが、状況判断して指示できる立場の人たちの危機管理。

これまでもなんどか冠水したことがある地域だったという。地図を見ても危なそうな場所だったと推測できる。もちろん私は事故のあとで言っているわけで、そんなことは想定外だったということだろう。それでもなお「危険側に意識を倒す」ことは、必要な心構えだと思うのである。

私が訪問診療している有料老人ホームは猪名川の氾濫原にある。そもそも川西市役所も同じ氾濫原にあって、自家発電装置は地下にあったりする。医師会も同じ場所。氾濫原は街が発展しやすいので、どこでも重要施設が集まる傾向にある。

http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/dbps_data/_material_/localhost/soumu/kawa0010/map/ctikubosaimap.pdf

ひとごとではない。

評価ってのは難しい2016/09/02 22:55

飲食店の評価というのはじつに難しいと思う。嗜好は人それぞれだし、お店の得意分野もさまざま。接客の基準も難しい。

だから初めて行くお店には緊張する。じつにうまくマッチングできれば濃いリピータになるし、そうでなければ一回きりになる。ただ、自分が気に入らなかったからといっても、ほんとにヘンでなければマイナス評価を人に言うことはしないようにしている。

私はもともと脂っこいものは好みでないので、串揚げ中心といわれると敬遠する。それでも行ってみて「たしかに美味い串揚げ」とは思ったりするが、しかしそれ以外のメニューが乏しかったりするとリピータにはなりえない。

今夜行ったお店はそういうところだった。揚げ物が好きなかたにはおすすめ。

紀南は平和2016/09/03 23:46

ついさっきから雨が降ってきたが、日本のあちこちがたいへんなここのところも紀南は総じて平和である。台風12号が近寄っているとはいえ、海も穏やかで今日も出てもよかったなあと思っていたほどだ。

5年前の今日明日は同じく台風12号が四国沖で停滞して紀伊半島に激甚な災害を残した。私自身も若干の命の危険を感じた一日だった。

http://wando.asablo.jp/blog/2011/09/04/6087981

紀伊半島は、しかしじつはまだあの災害から完全に立ち直っているわけではない。

http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=320411&p=more

今回の台風10号での岩手県岩泉町の被害映像は、2011年の那智勝浦町の惨状を思い出させる。地形的にも似ていると思う。この国では同じような災害が繰り返し起きているわけだ。

いま、すこし蒸し暑い。無風。遠雷が聞こえる。虫の声。すこし波の音。いまのところ、平和。

まだまだ知らない紀南2016/09/04 22:31

いろいろな流れで今週は初めてのお店のいくつかに行ったし、Facebookなどで知らない店を紹介してもらった。

白浜に半分住むようになってからもう8年ほどになるが、それでもまだまだ知らない紀南がある。奥が深い。

ということは、まだまだこれからも楽しみがあるということである。

元気でいなければ(笑)。

蒸し暑い2016/09/05 22:48

気温がそれほど高くないのに湿度が高いためにきわめて不快な夜である。窓を開けて外気を入れていると、とりあえず涼しく感じるものの、ふと気がつくと身体はねっとりと汗ばんでいる。簡易の湿度計では75%。

白浜の自家観測装置では気温27.3度、湿度76%、気圧1011hP。

今年も真夏をスーツにネクタイで過ごした。しかし、灼熱のときはスーツはかえって涼しいのであまり苦痛はない。嫌なのは梅雨と同じような、気温は低いが湿度が高い今日のようなときである。活動開始直後からすでにAiRismの下着もシャツも身体にまとわりつく。上着の中が蒸れる。

はやくカラッとした秋晴れを。

あわわネットワークがトラブった2016/09/06 22:31

朝、診療所に着いて電子カルテを起動したらエラーになる。よく見るとネットワークアイコンにびっくりマーク、つまりネットワーク接続にトラブルが…。あわわわ。

とりあえずセコム医療システムのサポートに電話して、システムのほうに問題がないことを確認。

うちの電子カルテは完全クラウドなので、ネットワークが繋がらないとお手上げである。しかし、もともと立ち上げからすべて自分で構築したネットワークシステムである。あまり時間がないがとりあえずすべての機器を再起動する。しかし症状は同じ。

ADSLモデムはちゃんと稼働している。VPNルーターはLAN側は正常だがEWANのランプが点いていない。じたは、レセプトのオンライン請求のために、モデムとルーターの間に安物の3回路のスイッチングハブを入れている。そのランプがすべて消えている。これが原因と突き止めるまで約15分。とりあえずハブを抜いて直結して復旧してやれやれである。

しかし、午後からはレセプト請求をしなければならない。最悪は請求用の端末をモデムに直結すればいいのだが、訪問診療を終えてからいちばん近い家電量販店に行ったらめったにない休業である。なんちゅう日や。しかたなく伊丹に近いパソコン工房に行って5回路のハブを購入し、ただちにセットして無事復旧した。出費が¥1,890。

診療所も14年目に入る。これからいろいろと不具合が出てくるのであろう。私の不具合と機器のそれとの競争かな。

ルーチンワークに辟易2016/09/07 23:35

毎日毎日同じように過ごしているのは、ある意味では楽である。私は勤務医のころ、同じ職場で3年たつとそのルーチンワークが嫌になって転職しようとしていたのである。

その私が診療所を開設してまもなく14年目になる。老化のためかと思うが、それでも辟易しつつある。とはいえ、いまの私の生活は白浜で遊ぶ時間も多くなって、それほど退屈な日常ではないはずなのだ。それでも…。

そもそもこの日記のネタに困るようになって、じつは日常がルーチンワークかなと思うのである。仕事の話題には事欠かないわけだが、それは書かないという自己規制をずっと持っている。それを書ければネタはなんぼでもあるのだがね。

じつは
「生きていることに飽きてきた」
のかもしれない。もちろんだからといって自分で生きることをやめる気はない。この時代、長生きすればするほど興味深いことがどんどん出てきそうだから、なんとか元気で長生きしたい。

でも、地位や金銭や権力にはなんの未練もない。

路線バスの旅2016/09/08 22:21

夕食のときになにげなく見たテレビ。途中からだったが「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」。現在最新のものは23弾のようだが、今夜BSジャパンで見たのは20弾のもの。洞爺湖を出発して4日以内で知床羅臼まで旅をするというものだった。

http://www.tv-tokyo.co.jp/rosenbus/

北海道に住んでおられる(た)ことのないかたがよく陥るのは、北海道の広さ、距離感であるとはよく言われることだが、今日のはまさにそれを実感させるものであった。

結果的には番組史上最短時間で最長距離を乗り継いだということだったが、これはじつに北海道の特殊な状況があったはずだ。

まず、この番組では高速道路を走るバスは使えないルールがあるのだが、北海道以外では長距離バスはほとんどが高速道路を走る。例外は大和八木駅前-新宮駅前の奈良交通の特急バスくらいか。しかし、北海道では、とくに道東には高速道路そのものがないので、長距離の特急バスを使うことができている。

そして、北海道では鉄道網の激しい衰退に伴ってバス交通が非常に発達しているということがある。意外に頻繁に走っている。

以前この番組で紀伊半島をぐるりと回る企画があったが、おそらくかなり苦労するだろうと思った。北海道の交通事情は特別なものなのである。

それにしてもこの番組、太川さんと蛭子さんの絶妙のコンビネーションもあって、けっこうおもしろい。