渦中のヒト2017/03/09 22:26

請求書発送作業をしながらテレビを見ていたら、例の渦中の学園理事長さんが報道陣に取り囲まれて大混乱のすえ、工事中の敷地で大演説しておられるライブ映像が流れた。

何を言うのかと作業の手を休めてテレビ画面を見ていたのだが、いやはや呆気にとられた。なんとなくデジャビュを感じた。これまで、世間を騒がせたいろいろなヒトが、メディアの前で大演説して自説をとうとうと述べていた姿を思い出したのである。なかには報道陣の目の前で殺害されたヒトもいた。

「また」とか「もうひとつ」とか、回りの声を抑える言葉を発しながら、つぎに何を言って煙に巻こうかと考えているらしいことも見えた。

印象で言ってはいけないのだが、やはりこの渦中のヒトは、口から出まかせがとうとうと出てくるタイプなのではないだろうか。

みなさん、知らぬうちにとんでもない渦に巻き込まれてしまったのではないだろうか。

幕引きは無理だと予測2017/03/10 23:21

渦中のヒトが自ら申請を取り下げたという。昨日の「やらせてくれ」アピールから一晩のあいだに何があったのだろうか。メディアスクラムの過熱に辟易していたらしいことは分かるが、それだけで大きな事業を断念するとは思えない。

昨夜にTBSが取材した映像ではまだまだがんばるぜいという雰囲気だったのだが、一夜明けたらころっと変わっていた。

よう分からん。

これで幕を引いて過剰な報道を収めたいということもあるのかもしれないが、わたしはこれでメディアが鎮まるとは思えない。逆にどんどんさらにヒートアップすると予測する。週刊誌系がようやく波に乗りかけているところだ。

政治家や官僚との関係などを含め、これからがクライマックスではないだろうか。

201703112017/03/11 22:52

午後から畑仕事をしていた。小さな耕耘機を使っていてエンジンの音でつい聞こえなくなりそうだったが、14時45分ごろに白浜町の防災同報無線で311の放送が流れた。1446に黙祷しましょうという内容であった。もちろん放送にあわせて1分間の黙祷を捧げた。

毎年の今日は振り返るようにしている。南海東南海地震が「明日来るか」と思いながらも、さいわいにも紀南は無事である。ありがたいことに船で出てマダイをいっぱい釣ったりしている。

しかしながら、この日が近づくと、食事に行っているお店でも常連さんたちと「いざ」の話題になるのである。わが家はおそらく地震と津波には大丈夫だと思われるが、そのあとは孤立する恐れがある。わが家のある丘は30m近い高さがある。しかし、建っている場所は半島の先のほうで、本土(?)に行くには津波被害を受けた地域を通らなくてはならないのだ。そこをすんなり車で通れるとは思えない。

311発災のとき、わたしたち夫婦は田辺市内に買い物に行っていた。あれが南海東南海だったら、わたしたちは家に戻れない。船で釣りをしていたら、津波に呑まれていたかもしれない。

運はじつに紙一重である。

合掌。

まだタイが釣れる2017/03/12 22:24

パートナーがタイをおみやげにしたいというので、ふたたび朝から田辺湾に出動。2月と先週のポイントは、ほとんど魚影がなく、先週のポイントの付近を探る。

小さなガシラやハゲもきたが、これらはリリース。そのうちやはりマダイが当たる。このポイントでこれまでと同じような釣れかたをする。

養殖イケスからの脱走マダイがという話が当地で駆け巡っていて、そのつもりでよく見ると、半分以上が養殖育ちのように見える。逆にいうと半分近くは天然ものだ。ともかく美味しければいいのだ。

その後、黄灯台(京都大学防災研究所の観測塔)あたりにも転進したが、ここではチャリコ(マダイの幼魚)ばかりなので終了。

午後からは買い物とTantoの定期点検に田辺市へ。もう県道33号線白浜空港線の北行きは渋滞が始まっていた。阪和自動車道の渋滞が懸念される。わたしらはすこし前から日曜日の阪和道の渋滞を嫌って、月曜日の早くに宝塚に戻る日程にしている。すると御坊IC付近で事故、渋滞との道路情報が。

夕食にタイの刺身とソテー。ヒトハメのお吸い物。美味い。

改正道路交通法が昨日施行された2017/03/13 21:39

認知症の疑いのある高齢ドライバーについての診断をかかりつけ医に振られることになった。

ずっと昔、「精神病でない」診断を医者に振ってきて、じっさいにはなんの効果もなくあえなく廃されたことがあった。もちろん今回のものは格段に緻密に規定されているので、ムカ派のようなことはないだろうが、その緻密さがかえって混乱と不信を生みそうな予感がする。

警察庁は、おそらく「自主返納」を増やしたいのだろう。かかりつけ医としても、できれば「認知症や」「認知症とちゃう」という診断書は出したくないので、平和に自主返納をしてほしいと思うのであろう。

ところで。

人ごとではない。

わたしはつぎの免許更新のときには70歳を越えている。いろいろとハードルが高くなる。車を運転できなくては、いまのわたしの診療形態は続けられない。ま、リタイアのためのちょうどよい言い訳ができるか。

口からでまかせ2017/03/14 21:44

なんだかここのところメディアで取り上げられているできごとに登場している人たちはみんな口からでまかせを言っているのではないか。

そのでまかせの小さな綻びを弄りだしてちくちくと鬼の首をとったように攻撃する野党やメディア。もっとも、首はぜんぜんとってはいないと思うのだが。

いつからこんなでまかせを堂々と言える日本になったのか。いや、もともとそんな国だったのか。なんかみっともない。

ほんとのところがどうなのか、おそらく分からないままに過ぎてしまうのだろうな。

鳴呼。

お勉強2017/03/15 23:26

夕刻から尼崎市で開催された、褥瘡や創傷のケアについての勉強会に行ってきた。ケアに使われる薬剤や器材のメーカーが開催したもので、まあ宣伝の意味もないわけではないが、しかし、褥瘡や皮膚のケアは、地味ながら新しい技術がつぎつぎに実用化されているのである。

診療所で在宅医療をしていると、褥瘡といろいろな皮膚トラブルに直面する機会が多いのに、その予防や治療の最前線についてはよほどアンテナを張っていなければすぐに浦島太郎状態になって、訪問看護師さんたちからの不評をかってしまう。

今日の勉強会でもおそらく200人近い参加だったと思うが、その9割は訪問看護師さんと見た。負けてたまるか、である。プレゼンで紹介された書籍をその場でamazonに注文したりして、しばらく最新の知見を勉強していきたいと思う。いま、それほど深刻な褥瘡や皮膚トラブルの患者さんがおられないのでちょうどいい機会だ。

腹が減る時間帯だったが、なかなか有意義であった。

クレジットカード会社の雑誌2017/03/16 22:11

毎月毎月送られてくる豪華なグラビア雑誌。金がかかってそうだ。ゴールドカード会員だったりするとさらに。

しかし、正直言って、内容はおもしろくない。ほとんどはパラパラやって廃棄の場所へ。パラパラやるだけましなのかもしれない。どれだけのかたがこの豪華雑誌を熟読して、あとのほうのページにある通販やセレブなパック旅行を申し込まれるのだろうか。

いろいろな意味でじつに無駄なもの(あっ、言うてしもうた)。

もっとも、そこに掲載することで糧をえておられるかたがたもおられるはずで、すみません。

こういう雑誌はいりませんから、会費は半額とか、どこか遣ってくれませんかね。