わんどの身辺雑記

昨夜、西宮市で仕事をしている甲陽学院出身医師を中心とした「医師甲陽会」があった。製薬会社の後援を得て開催してきたが、昨今の状況から後援が得られなくなるということで、これまでの形の開催の最後になった。後援がないとつらいのは、会場が以前に甲陽学院高校があった場所にあるシティホテルで開催しているからである。

この会は、医師が学年を超えて集まるという、ちょっと独特の勉強会と懇親会であって、いわゆる同窓会ではない「縦の繋がり」であることに意味があった。高校のあった西宮市が中心だが、わたしも参加しているように阪神間にも拡がり、希望があれば全国に誘いをかけていた。わたしの同級生の開業医O君がいろいろと世話をしてくれていた。

やはり最終回を惜しむ声が大きく、若手に今後を託して、参加費はもっと高くなってもいいという合意があったようで、来年も楽しみにしたい。

※わたしはこういう集まりにスポンサーをつけるのには反対である。そこそこ経済的に余裕のある人たちの集まりなんだから、自腹でいいというのがわたしの主張である。したがって来年以降に薬屋さんの助けなしに開催されることを期待している。

ところで今年の特別講演は、子どもの虐待の現状の報告と、わたしの同級生の作家による半世紀前の高校を題材にした小説のお話。50年前のホテルのある場所での青春の記憶である。彼とはネットで繋がっているものの高校を卒業以来の再会だった。

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どちらの講演もじつに興味深かったのだが、懇親会での半世紀ぶりの邂逅がじつに楽しいいい夜だった。

みんな年とったけどねえ。