わんどの身辺雑記

姫路の手柄山公園にある市立水族館に行ってきた。水族館好きのわたしだが、もうしわけないことに姫路市が水族館を持っているとは知らなかった。一ヶ月ほどまえのテレビ番組で紹介されていて、モノレールの車輌が保存されていることともどもたいへん興味を持ってしまったのだった。

姫路までは中国道と山陽道、播但連絡道から姫路バイパスという経路で、じつはけっこう楽に行ける。90分ほどの距離である。しかし、わたしは同じ兵庫県なのに姫路をはじめとする播磨地方にはほとんど足を踏み入れていない。わたしが住む宝塚や仕事をしている川西はいわば兵庫県の極東、播磨は西部であって、じつに縁が薄いのだった。

姫路といえばお城だ。だが人出と喧噪と行列が嫌いなわたしは、お城そのものには興味はあるものの、いまのところ嫌いな要素が大きすぎて姫路城に行きたいという気持ちにはならない。だから数十年ぶりに播磨に行くのに、目的地はマイナーな手柄山だったりする。

で、帰路は15時に神戸JCTと川西ICの間が開通する新名神を走ろうと決めていたのである。混雑するだろうから鳴り物入りの宝塚北SAに寄るのは難しいかもしれないが、すくなくとも新しい道は走りたいと思った。

しかし、世間を舐めたらあかん。

17時前に山陽道に入りかけて、電光掲示板を見て愕然。まあすこしは心の隅にひょっとしたらとは思ってはいたが、さすがに渋滞25キロと言われるとめげた。

iPhoneの道路交通情報を見ると、宝塚北SAを先頭に上下線ともはげしい渋滞になっている。その影響だと思われるが中国道もいつもの渋滞である。宝塚西トンネル先頭の渋滞は新名神開通で緩和されるはずだったが、その新名神がSAがらみで渋滞していてはやむをえまい。

けっきょくわたしは中国道経由で帰宅。熱しやすい世間を舐めていたのだった。