し、昭和、さ、38年製…2008/02/17 23:45

2118。車内偽装は最新の9000系に遜色なし。
 東京からANA37で帰ってきて、大阪モノレールで蛍池、阪急の雲雀丘花屋敷行各停に乗ったところが写真の車両。

 昭和39年製のことを書いたことがありましたが、うかつにもさらに古い車が…。なんと45年選手。写真を合成しましたが、この車内を見て45歳と見えるでしょうか。

 東京での医療のIT関連の研修で「みんな年とったし、もちろん自分も。もうロートルは退場かいなあ」と思いつつ帰ってきて乗った電車が45歳で本線現役。

 そかそか、分かりました、私はもうすこし本業もネット社会でも現役の番、張りますわ(笑)。

ほんまかいな>施設での看取り2008/02/18 23:07

『介護付き有料ホーム、看取り体制半数が整備…読売調査』
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20080217-OYT8T00224.htm
という報道がありました。

 基本的にとくに夜間の介護施設では、人の死ということについての教育を普通は受けていない介護職だけになるわけで、乱暴に言ってしまえば「普通の人が他人の死の場をみる」ということになります。ですから、施設側に「なんで看取りをしないのだ」というのは、じつはたいへん酷な要求でありましょう。つまり、医療職でないあなたが、仕事の一部だとはいえ、目の前で息をひきとりそうになっている他人を深夜に一人でお世話できるか、ということです。

 この記事では、対応できるという施設の『71%が「24時間体制で往診してくれる協力医がいる」と回答』しています。ところが逆に介護施設の中心である介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、保険診療上私たちのような在宅医は入ることができない制度になっており、医師は嘱託医として決められていて、しかもその嘱託医は必ずしも24時間の往診体制ではないという矛盾があります。

 今年4月の診療報酬改定では施設関係の訪問診療/往診に関してすこし変更があるようですが、しかしそもそも新聞報道の『介護付き有料ホーム、看取り体制半数が整備』も、個人的には眉唾に近い感想を持ちます。

 おめおめ「誘導」には乗せられ召さることなかれ。

なんでこんなに事務仕事2008/02/19 22:43

 今日は本来の業務である訪問診療は午後1時前に終わって診療所に戻り、昼食をとってちょっとおしゃべりしたあと、電子カルテの入力などをし、そのあと介護保険主治医意見書を2通、居宅療養管理指導報告書を20名分、おむつ証明書や診療情報提供書を数通、その他お役所への書類なども作成して、在庫の少なくなった医療材料を発注したりしてふと時計を見ると午後5時近く。

 なんでこんなに雑用というか、書類作成というか、そういうものが多いのか。勤務医時代はもっと多かったので、開業してからは徹底的にITを使って省力化しているのにこのざまです。勤務医に関しては来年度の診療報酬の改定で医療秘書が評価されるようになるらしいですが、開業医はやはり自分でシコシコとやらねばなりませぬ。

 来月になると後期高齢者の保険制度がガラッと変わるので、その変更処理がどっさりと待っています。

 みなさん、どうしていらっしゃるのやら(事務職員を雇っていない私が悪いのかなあ)。

バ閣僚の放言は続く>サバは嫌2008/02/20 23:15

http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY200802190138.html

 このヒト、昭和9年生まれ、御年73歳。もうぼちぼち後期高齢者医療保険の対象、つまり厚生労働省から実質上「いらぬヒト」との烙印を押されているの範疇になるお年でありますから、こういう「ふともらした妄言」にカドをたてるのも気の毒かなとも思うのですが、しかしとはいえ「曲がりなり」にも国務大臣様でありまして、その言動にはあらゆる注目が集まっており、責任のある立場でありましょう。

http://www.wakabayasi.gr.jp/

 私はとってもサバが好き、でもいままでに何度かサバを食べてひどいジンマシンに苦しみ、ときには喉頭浮腫による呼吸困難でちと命の危険に直面しかけたこともあったため、最近ではそのトラウマもあってかなりの警戒を持っています。それでも、これまでの私の「健康被害」を冷静に考えなおしてみますと、たいていが出所処理など不明の安物くさいサバでありまして、それは決してサバが悪いのではなく、あの美味しいサバを人間がズサンに扱った結果が悪かったことに思い当たるわけであります。

 それが証拠に、今夜も美味しくいただいてきたのですが「きし」さんの生サバ(サバのお刺身)なんか、ジンマシンのジもありません。農林水産大臣で、自らサバが好きだと言っているなら「しばらくサバは嫌だなあという感じがします」などというのはおかしいやろ。それとも、あんたがいつも行ってる高級料亭では、サバなどという大衆魚が、刺身で食べられる状態では出たことがないのでしょうかね。

 「しばらくサバは嫌」ではなく「しばらくワケわかめな食い物は嫌」というのが、あんたのコメントである筈ではありませぬか、東大出のおカシコさん。

思いつきでするな>5分ルール2008/02/21 21:18

 4月の診療報酬改定で、外来管理加算を算定するためには最低5分診察しなさいというルールになりそうで、かなり波紋が…。

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/14637.html

 医療系のメーリングリストなどでは、診察机に砂時計を置いておくとか、パソコンにカウントダウンタイマーをセットするとかのブラックな突っ込みがあふれていますが、いやはやそれにしても医者の診察にもいよいよ小学生並の指導を、霞ヶ関の偉いさんはすることにしたようです。

 つぎは「患者さんへの手術の説明は最低30分しなさい」とか「聴診器を当てたときは15秒は聴きなさい」とか「点滴の針刺しは5回まで」とか、いろいろとルールが作られるのかもしれない。現場を知らないヒトがこまごましたことに口を出すと混乱することの見本です。

 私の診察はほとんどが訪問ですし、数少ない外来患者さんとは世間話をたっぷりしますから、5分どころの診察室滞在時間ではありませんから、あまり関係ないのですが、「最低5分診察しないと外来管理加算をとってはイケナイ」とすると「5分だけ診察したら外来管理加算は取り放題」と開き直るヤツも必ず出てきます。

 ため息が出ますなあ。

語尾上げぇ?2008/02/22 17:46

 いまたいへん注目されていてメディアへの露出時間が長い防衛大臣。

 以前からちょっと気になっていたのですが、この大臣は、とくに言葉を選んで発言するときに、ひと言ひと言区切った人をいらつかせる話しかたをするうえに、その区切りのたびに語尾上げをなさいます。

 だいぶ前から女性がたの語尾上げ会話のうっとうしさは指摘されていますし、最近はあまり露骨なそれはなくなってきているように思えるのですが、どうも悪弊は国の中枢部に残っていたようです。しかも、あの目つきあの顔貌で、ですから、なかなかシュールではあります。

 総理はあいまい人ごと発言、防衛大臣は語尾上げ。

 なんとかならんか。

戻り寒波2008/02/23 22:28

 朝は昨日までと同じような暖かさでありました。風は強くなりつつありました。

 臨時の往診に2軒の患家を回っているうちに、風がひどく強くなり、チラチラと雨が降るようになってきました。

 午後から恬のお風呂に行った帰りには雪が舞いだしました。風は強いままで、横なぐりの雪で目に入る。

 夕刻にはすこしおちついたようなので恬のお散歩をしました。

 夕食をすませたあとくらいから、ベランダごしの大阪平野が霞むようになってきて、ふと見ると周辺の屋根が白くなっていました。細かい雪が絶え間なく降り続くようになっています。

 このままだと明日の朝は動きがとれなくなるかも。

 いちどコートもいらないくらい暖かくなったので、この寒さの戻りはつらい。天気予報はよく当たる。

家で平和にしていました2008/02/24 22:19

 道路にこそ積雪がなかったものの、寒風とちらつく雪で寒い朝。仕事がある娘を5分ほど離れた職場の近くまで送っていったあと恬のお散歩だけして、そのあとは床暖房を入れたリビングでぬくぬくと平和にしていました。

 ニュースではとくにに北日本方面でひどい嵐になって、富山県では亡くなったかたもおられるようで、お気の毒としかいいようがありません。

 こちらでは午後遅くまでときおり降雪がありましたが、風は昼過ぎからは弱まってきまして、夕刻にはほぼ天気は回復。けっきょくほぼ一日寒さと無縁に雑用をこなしていたわけで、まあこういう日曜日もありかな、と。

 明日からの週はちょっと忙しくなりそうですので、いわゆる「鋭気を養った」ことになりました。